インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

B.5.9. 書き込み保護

コントローラーをプログラミングし、フラッシュデバイスの特定の領域を書き込み保護にすることができます。保護される領域は、開始ブロックと終了ブロックで指定される一連のブロックとして定義されます。保護されているフラッシュ領域のメモリー部に書き込みを行うと、エラーが生成されて割り込みがトリガーされます。

ブロックサイズは、Device Size (devsz) レジスターのNumber of Bytes Per Block (bytespersubsector) フィールドを介してブロックあたりのバイト数を指定することで定義します。Lower Write Protection (lowwrprot) レジスターでは、保護される領域の最初のフラッシュブロックを指定します。Upper Write Protection (uppwrprot) レジスターでは、保護される領域の最後のフラッシュブロックを指定します。

Write Protection (wrprot) レジスターのWrite Protection Enable (en) ビットでは、書き込み保護を有効または無効にします。wrprotレジスターのWrite Protection Inversion (inv) ビットは保護の定義を反転するため、lowwrprtおよびuppwrprtで指定されている領域は保護されず、その領域外のフラッシュメモリーがすべて保護されます。