インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

6.1.5. 観測ネットワーク

観測ネットワークでは、デバッグチャネルを介してプローブを CoreSight* のトレースファネルに接続します。これは、インターコネクトのデータパスから物理的に分離しています。

観測ネットワークでは、プローブをオブザーバー ( CoreSight* トレースファネルのポート) に接続します。観測ネットワークを介して次のタスクを実行することができます。

  • エラーログのイネーブル
  • システム・インターコネクト内のトランザクションを選択的にトレース
  • HPSトランザクションの統計とプロファイル・データの収集

観測ネットワークは、インターコネクト内の主要な位置にあるプローブと、オブザーバーへの接続で構成されます。観測ネットワークは複数のクロックドメインにわたって機能し、必要に応じて独自のクロック・クロッシングとパイプライン化を実装します。

観測ネットワークでは、 AMBA* トレースバス (ATB) インターフェイスを介してプローブデータをCoreSightサブシステムに送信します。ソフトウェアでは、インターコネクト観測レジスターを介してプローブを有効にし、プローブデータを取得することができます。