インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
Public
ドキュメント目次

16.4.4. クロック

クロックのアーキテクチャー

クロックのアーキテクチャーは次の内容で構成されています。
表 143.  クロックのアーキテクチャー
クロック名 ソース IPクロック名 範囲 説明
l4_mp_clk クロック・マネージャー clk 200MHz システム、ホスト、AHBクロック
sdmmc_clk 生成されるラッパー cclk_in 50MHz カード・インターフェイス・ユニット (CIU) クロック
cclk_in_drv (位相シフトされたcclk_in) cclk_inの位相シフト/遅延バージョンであり、これにより出力関連のレジスターが機能します。
cclk_in_sample (位相シフトされたcclk_in cclk_inの位相シフト/遅延バージョンであり、カードからのデータのサンプリングに使用されます。
生成されるSynopsys IP cclk_out 生成されるSynopsys IP カードクロックです。内部クロック分周器からの出力です。

クロックの生成

位相シフトブロックは、次の動作に必要です。
  • 200MHzのsdmmc_clk入力を4で分周し、50MHzのクロックを生成するため
  • 50MHzクロックの0、45、90、135、180、225、270および315度の位相シフトを生成するため
システム・マネージャーは、ソフトウェア制御の選択であるdrv_sel[2:0] およびsmpl_sel[2:0] を提供し、それぞれ、cclk_in_drvおよびcclk_in_sampleの位相シフトを制御します。
図 50. SD/MMCコントローラーのクロックの接続 - HPS