インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

3.5.4.1. 命令キャッシュ

命令キャッシュは、2ウェイ・セット・アソシアティブです。命令キャッシュはパリティーチェックを提供し、シングルビット・エラーを検出します。エラーが検出された場合、ラインは無効になり再度フェッチされます。命令キャッシュはプリフェッチと分岐予測ロジックを実装することにより、命令フェッチのレイテンシーを低減するように設計されています。
  • 命令フェッチはシーケンシャルです。
  • 2命令のトランスペアレント・ターゲット命令キャッシュと256エントリーの分岐ターゲット・アドレス・キャッシュにより分岐のレイテンシーを低減します。
  • 8エントリーのリターンスタックは分岐のリターンを加速します。
  • 1MBのL2キャッシュへの読み出しインターフェイスは128ビット幅です。

キャッシュラインは64バイトで、1つの命令タイプのみを保持します。異なる命令タイプを同じキャッシュラインに混在させることはできません。

各キャッシュラインには次の内容を保持することができます。

  • 16 - A32命令
  • 16 - 32ビットのT32命令
  • 16 - A64命令
  • 32 - 16ビットのT32命令

命令キャッシュは、シングルエラー検出 (SED) のパリティーチェックをサポートします。