インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

3.5.12.1. エラー報告

検出されたエラーは、CPUMERRSRレジスターまたはL2MERRSRレジスターで報告され、PMUEVENTバスでも通知されます。検出されるエラーには、正常に訂正されたエラーと訂正できないエラーが含まれます。同じクロックサイクルで複数のエラーが発生している場合は、そのうちの1つのみが報告されます。

訂正できないエラーにより、データの破損が発生することがあります。また、中断の原因にもなります。ソフトウェアではこのエラーを登録し、回復を試みる、もしくはシステムを再起動するのいずれかを行うことができます。

L1データまたはL2ダーティー・キャッシュ・ラインがデータRAMでのエラーとともにプロセッサーからエビクションされた場合でも、マスター・インターフェイスでの書き込みは引き続き行われます。ただし、エラーが訂正不可能である場合、不正なデータは外部に書き込まれません。