インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
Public
ドキュメント目次

25.4.1.1. JTAGインターフェイスのオプション

JTAGをインターフェイス接続するには、デバイス・コンフィグレーション・ピンの一部であるHPS共有I/Oピンを使用する方法、もしくは専用のJTAGピンを使用する方法の2つの方法で行うことができます。DAPへの接続に使用する方法は、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディションを介して選択することができます。HPS JTAG信号は、HPS GPIOと多重化されます。次の表は、各HPS JTAGピンと多重化されるGPIO1ピンの詳細を示しています。

表 214.  HPS共有I/OのJTAGインターフェイス
JTAGピン 多重化されるGPIOピン
JTAG_TCK GPIO1[8]
JTAG_TMS GPIO1[9]
JTAG_TDO GPIO1[10]
JTAG_TDI GPIO1[11]
注: HPS JTAGインターフェイスはバウンダリー・スキャン・テスト (BST) をサポートしません。HPS I/Oでバウンダリー・スキャンのテストを実行するには、最初にFPGA JTAGとHPS JTAGを内部でチェーン接続し、FPGA JTAGからバウンダリー・スキャンを発行する必要があります。FPGAとHPS JTAGを内部でチェーン接続するには、QuartusのDevice and Pins Optionsで、Configurationカテゴリーを選択します。HPS debug access port (DAP) の設定で、ドロップダウン・オプションからSDM Pinsを選択します。バウンダリー・スキャンを使用しない場合は、FPGA JTAGおよびHPS JTAGインターフェイスを個別に使用することができます。HPSの専用I/OをHPS JTAGのインターフェイスとして選択するには、ドロップダウン・オプションからHPS Pinsを選択します。

詳細は、「ハード・プロセッサー・システムのI/Oピンの多重化」の章を参照してください。