インテルのみ表示可能 — GUID: nbj1481129980819
Ixiasoft
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15.5.2.6.5. サポートされるその他のコマンド
MAP01コマンドでは、パイプライン化されたコマンドがNANDフラッシュ・コントローラーに発行されたシーケンスと同じシーケンスでページの読み出しまたは書き込みを行う必要があります。ホストが複数のパイプライン・コマンドを発行している場合は、パイプライン・コマンドが発行された順序でページを読み書きする必要があります。最初のパイプライン・コマンドが完了する前に、2番目のパイプライン・コマンドのページを読み書きすることはできません。パイプライン・シーケンスがMAP01コマンドによって中断された場合は、pipe_cmd_err割り込みが発行され、フラッシュ・コントローラーはパイプラインのコマンドキューをクリアします。フラッシュ・コントローラーは、シーケンスを中断して到着するMAP01読み出しまたは書き込み要求を、通常のページ読み出しまたは書き込みシーケンスで処理します。
マルチプレーンのプログラミングをサポートするマルチプレーン・デバイスの場合、configグループのmultiplane_operationレジスターのflagビットを1に設定する必要があります。この場合、データは、ページサイズのチャンクで連続するブロックにインターリーブされます。
pipe_cpyback_cmd_comp割り込みは、NANDフラッシュ・コントローラーがパイプライン・コマンドの処理を完了し、そのコマンドをキューから破棄した際に生成されます。この時点で、ホストは別のパイプライン・コマンドを送信することができます。フラッシュ・コントローラーがパイプライン・コマンドの最後のページの処理を開始した際に、パイプライン・コマンドはキューから取り除かれ、割り込みが発行されます。したがって、pipe_cpyback_cmd_comp割り込みは、パイプライン読み出しコマンドの場合は最後のページのロード前に発行され、パイプライン書き込みコマンドの場合はプログラミングされる最後のページのデータ転送の開始前に発行されます。
パイプライン書き込みコマンドの場合は、最後のページのプログラミング動作が完了すると、program_comp割り込みがさらに生成されます。
デバイスのコマンドセットにおいて、NANDフラッシュ・コントローラーでパイプライン読み出しコマンドの最後のページにロードコマンドを発行する必要がある場合は、最後のページのロード動作が完了すると、load_comp割り込みが生成されます。
パイプライン・コマンドは、キャッシュやマルチプレーンなどのデバイスの高度なコマンドをシーケンス化します。マルチページの読み出しまたは書き込みパイプライン・コマンドを受信すると、NANDフラッシュ・コントローラーは、configグループの次のレジスターの設定に従い、デバイスに送信されるコマンドをシーケンス化します。
- cache_read_enable
- cache_write_enable
- multiplane_operation
キャッシュの読み出しシーケンスをサポートするデバイスの場合は、cache_read_enableレジスターのflagビットを1に設定する必要があります。NANDフラッシュ・コントローラーは、各マルチページ・パイプライン読み出しコマンドをキャッシュの読み出しシーケンスとしてシーケンス化します。キャッシュのプログラミング・コマンド・シーケンスをサポートするデバイスの場合は、cache_write_enableを設定する必要があります。フラッシュ・コントローラーは、各マルチページ書き込みパイプライン・コマンドをキャッシュの書き込みシーケンスとしてシーケンス化します。
マルチプレーンを備え、マルチプレーンのプログラミング・コマンドをサポートするデバイスの場合は、configグループのNANDフラッシュ・コントローラー・レジスターのmultiplane_operationを設定する必要があります。マルチページ・パイプライン書き込みコマンドを受信すると、フラッシュ・コントローラーは、マルチプレーン・プログラミング・コマンドでデバイスをシーケンス化します。また、ホストが偶奇のブロック・インクリメント・アドレス指定モードでフラッシュ・コントローラーにデータを転送することを想定します。