インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

15.5.2.1.2. マルチプレーンの消去

マルチプレーンの消去の場合、configグループのnumber_of_planesレジスターでは、フラッシュデバイスのプレーンの数を保持します。指定するブロックアドレスは、デバイスのプレーン数に揃える必要があります。NANDフラッシュ・コントローラーは、利用可能なプレーンの数まで、メモリーの各ブロックを連続して消去します。このコマンドは、次のように発行します。
  1. コマンドレジスターに書き込み、CMD_MAPフィールドを2に、そしてBLK_ADDRフィールドを目的の消去ブロックに設定します。
  2. Dataレジスターに0x01を書き込みます。

マルチプレーンの消去の場合は、configグループのmultiplane_operationレジスターを設定する必要があります。

デバイスのすべてのプレーンで消去操作が完了すると、NANDフラッシュ・コントローラーはerase_comp割り込みを生成します。マルチプレーン消去コマンドのいずれかのブロックで消去操作が失敗した場合は、erase_fail割り込みが発行されます。失敗したブロックのアドレスは、statusグループのerr_block_addr0レジスターで更新されます。