インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

24.3.1. ウォッチドッグ・タイマーのカウンター

各ウォッチドッグタイマーは、プログラミング可能なリトルエンディアンのダウンカウンターであり、クロックサイクルごとに1ずつ減少します。ウォッチドッグ・タイマーは、16の固定タイムアウト期間の値をサポートしており、ソフトウェアで必要なタイムアウト期間を選択します。タイムアウト期間は2<n> l4_sys_free_clkクロック周期です。このnは、16から31までの整数です。

ソフトウェアでは定期的にタイマーを再起動 (再起動タイムアウト期間の値255がカウンターに再ロードされる) し、システムが正常に機能していることを示す必要があります。ソフトウェアでは、再起動レジスターに書き込むことにより、随時カウンターを再ロードすることができます。カウンターが0に達した場合は、ウォッチドッグ・タイマーがタイムアウトしています。これは回復不能なエラーが発生したことを示しており、システムのリセットが必要です。

ソフトウェアで、ウォッチドッグ・タイマーを次の出力応答モードのいずれかにコンフィグレーションします。

  • タイムアウト時にリセット要求を生成する。
  • タイムアウト時に割り込み要求をアサートし、ウォッチドッグ・タイマーを再起動する。ソフトウェアでは、2回目のタイムアウトが発生する前に割り込みを処理し、ウォッチドッグ・タイマーをリセットする必要があります。そうでない場合は、リセット要求が生成されます。

ウォッチドッグ・カウンターが0に達すると同時に再起動が発生した場合、割り込みは生成されません。

注: ウォッチドッグ・タイマーが0に達し、リセットまたは割り込みが生成されると、カウンターはリセットされてカウントを続けます。