インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

17.6.2.6.3. 受信プロセスの一時停止

受信プロセスがSuspend状態の際に新しい受信フレームが到着すると、DMAは、ホストメモリー内の現在の記述子を再フェッチします。記述子がすでにDMAによって所有されている場合、受信プロセスは再度Run状態に入り、フレームの受信を開始します。記述子が依然としてホストによって所有されている場合は、デフォルトで、DMAはMTL RX FIFOバッファーの先頭にある現在のフレームを破棄し、Missed Frameカウンターをインクリメントします。MTL EX FIFOバッファーに複数のフレームが格納されている場合は、このプロセスが繰り返されます。†

MTL EX FIFOバッファーの先頭にあるフレームの破棄またはフラッシュは、レジスター6 (Operation Mode Register) のビット24でフラッシュを無効にすることで回避することができます。このような条件の場合、受信プロセスではReceive Buffer Unavailableステータスが設定され、Suspend状態に戻ります。†