インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

22.4.1. デバウンスの動作

HPSで提供されるGPIOモジュールには、オプションのデバウンス機能が含まれています。外部信号をデバウンスし、外部デバウンスクロックgpio_db_clkの1周期に満たない意図しないグリッチを除去することができます。†

gpio_db_clkデバウンスクロックを使用して入力信号をデバウンスしている場合、信号は、少なくとも2サイクルのデバウンスクロックの間アクティブにし、それらがレジスターされることを保証する必要があります。1デバウンスクロック周期に満たない入力パルス幅はすべて除去されます。入力信号のパルス幅が1から2のデバウンスクロック幅である場合、デバウンスクロックとの位相関係に応じて除去される場合とされない場合があります。入力パルスがデバウンスクロックの2つの立ち上がりエッジに広がる場合、信号はレジスターされます。1つの立ち上がりエッジのみの場合はレジスターされません。†

次の図は、その2つのケースにおけるデバウンス回路のタイミング図を表しています。最初はバウンスされた入力信号、次は伝搬された入力信号になります。

図 125. 非同期リセット・フリップフロップでのデバウンスのタイミング
注: デバウンス回路を有効にすると、割り込みレイテンシーがデバウンスクロックで2クロックサイクル増加します。