インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

15.5.1.4. ECCのイネーブル

フラッシュデバイスでデータ操作を開始する前に、ECCを有効にするか無効にするかを決定する必要があります。

意図しないECCエラーを防ぐには、ソフトウェアでECCコントローラーのメモリー初期化ブロックを使用し、メモリーデータ全体をクリアしてECCビットを初期化する必要があります。初期化ブロックは、メモリーデータをクリアします。初期化ブロックでのメモリーの初期化は、ECCを有効にすることとは異なります。

デバイスで利用可能なページサイズとスペア領域に応じて、適切な訂正レベルを設定します。これには、configグループのecc_correctionレジスターに書き込みを行います。

configグループのecc_enableレジスターにあるflagビットを1に設定し、ECCを有効にします。有効にしている場合は、configグループの次のレジスターを適宜プログラミングする必要があります。それ以外の場合は、これらのレジスターを無視することができます。

  • ecc_correctionレジスターを適切な訂正レベルに初期化します。
  • ソフトウェアで不良ブロックマーカーを維持する必要がある場合は、configグループのspare_area_skip_bytesレジスターとspare_area_markerレジスターをプログラミングします。