インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

16.4.3.1. コマンドパス

コマンドパスは、次の機能を実行します。
  • カード・コマンド・パラメーターのロード
  • カードバスへコマンドを送信
  • カードバスから応答を受信
  • BIUへ応答を送信
  • クロック・パラメーターのロード
  • コマンドピンでPビットを駆動

BIUレジスターに書き込み、cmdレジスターのstart_cmdビットを設定することにより、新しいコマンドがコントローラーに発行されます。コマンドパスでは新しいコマンド (コマンド、コマンド引数、タイムアウト) をロードし、肯定応答をBIUに送信します。

新しいコマンドがロードされると、コマンドパスのステートマシンでは、内部で生成される7項CRC (CRC‑7) を含め、カードバスにコマンドを送信し、必要に応じて応答を受信します。ステートマシンでは次に、受信した応答を送信し、コマンドが完了したことをBIUに通知後、8クロックサイクルを待機して新しいコマンドをロードします。CE‑ATAデータのペイロード転送 (RW_MULTIPLE_BLOCK) コマンドでは、カードデバイスの割り込みが有効になっている (ATAコントロール・レジスターのnIENビットが0に設定されている) 場合、ステートマシンでは、応答を受信すると次の動作を実行します。

  • Pビットを駆動せず、CCSを待機してデコードを行い、アイドル状態に戻ります。その後、Pビットを駆動します。
  • ホストがCCSDコマンドを送信する場合は、応答後に8クロックサイクルが経過すると、コマンドピンでCCSDパターンを送信します。