インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

19.4.2.1.2. SPIスレーブのビットレート・クロック

l4_main_clkの最小周波数は、スレーブ・ペリフェラルの動作に依存します。スレーブデバイスが受信専用の場合、l4_main_clkの最小周波数は、マスターデバイスからのビットレート・クロック (sclk_in) に想定される最大周波数の6倍です。sclk_in信号はl4_main_clkドメインに二重同期され、エッジで検出されます。この同期には、l4_main_clkで3周期が必要です。†

スレーブデバイスが送受信である場合、l4_main_clkの最小周波数は、マスターデバイスからのビットレート・クロック (sclk_in) に想定される最大周波数の12倍です。これにより、マスターのシフト制御ロジックでデータをキャプチャーする前に、マスターのrxdライン上のデータが安定することを保証します。†

ビットレート・クロックsclk_inとSPIスレーブ・ペリフェラル・クロックの周波数比における制約は次のとおりです。†

  • スレーブ (受信専用): Fl4_main_clk >= 6 × (最大Fsclk_in) †
  • スレーブ: Fl4_main_clk >= 12 × (最大Fsclk_in) †