インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

17.6.2.2. ホストのバス・バースト・アクセス

DMAは、レジスター0 (Bus Mode Register) のFBビットを介して固定長のバースト転送がコンフィグレーションされている場合、マスター・インターフェイスでその転送の実行を試みます。最大バースト長は、レジスター0 (Bus Mode Register) のPBLフィールド (ビット [13:8]) で示され、その値に制限されます。受信記述子と送信記述子は、読み出される16バイトに対して可能な最大のバーストサイズ (パケットバースト長であるPBL、もしくは16 * 8/バス幅で制限される) で常にアクセスされます。

送信DMAは、コンフィグレーションされているバーストに対応する十分なスペースがMTL送信FIFOにある場合、もしくは、コンフィグレーションされているバースト長よりも短い場合は、フレームに残っているバイト数に対応する十分なスペースがある場合にのみデータ転送を開始します。DMAは、開始アドレスと必要な転送数をマスター・インターフェイスに示します。インターフェイスが固定長のバーストにコンフィグレーションされている場合は、INCRの4、8、または16と単一のトランザクションの最適な組み合わせを使用してデータを転送します。固定長のバーストにコンフィグレーションされていない場合は、INCR (長さは未定義) と単一のトランザクションを使用してデータを転送します。

受信DMAは、コンフィグレーションされているバーストに対応する十分なデータがMTL受信FIFOバッファーで利用できる場合、または、コンフィグレーションされているバースト長よりも短い場合は、フレームの終わりが受信FIFOバッファーで検出された場合にのみデータ転送を開始します。DMAは、開始アドレスと必要な転送数をマスター・インターフェイスに示します。インターフェイスが固定長のバーストにコンフィグレーションされている場合は、INCRの4、8、または16と単一のトランザクションの最適な組み合わせを使用してデータを転送します。インターフェイスで固定バーストが終了する前にフレームの終わりに到達した場合は、ダミー転送が実行されて固定バーストを完了させます。レジスター0 (Bus Mode Register) のFBビットがクリアされている場合は、INCR (長さは未定義) と単一のトランザクションを使用してデータを転送します。

インターフェイスがアドレスにアライメントされたワードにコンフィグレーションされている場合、DMAエンジンはどちらも、開始される最初のバースト転送が、コンフィグレーションされているパケットバースト長のサイズ以下になることを保証します。そのため、後続のビートはすべて、コンフィグレーションされているパケットバースト長にアライメントされているアドレスから始まります。インターフェイスは16を超えるINCRをサポートしていないため、DMAでは、最大16のサイズ (PBL > 16の場合) のビートに対してのみアドレスをアライメントすることができます。