インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

16.5.9.5.4. STANDBY IMMEDIATEコマンド

このATAコマンドにより、カードデバイスは直ちに、内部のデバイス・コンテキストを保持した状態で最も積極的な電源管理モードに入ります。このコマンドでは、データの転送 (RW_BLK) は想定されていません。

省電力モードを提供しないカードデバイスの場合、STANDBY IMMEDIATEコマンドでは成功のステータス通知が返されます。ホストはATAコマンドにRW_REGコマンドを発行します。ステータスは、SD/SDIO CMD39もしくはRW_REGコマンドで取得します。ATAタスクファイルのステータスフィールドにのみ成功ステータスが含まれます。エラー状態はありません。

ホスト・コントローラーは、STANDBY IMMEDIATE ATAコマンドのRW_REGコマンドを送信する際に、次の設定を使用します。

  • cmdレジスターの設定: data_expectedビットを0に設定
  • cmdargレジスターの設定
    • ビット [31] を1に設定
    • ビット [7:2] を4に設定
    • その他のビットはすべて0に設定
  • タスクファイルの設定
    • ATAタスクファイルのコマンドフィールドを0xE0に設定
    • タスクファイルの予約済みフィールドを0に設定
  • bytcntレジスター、およびblksizレジスターのblock_sizeフィールドを16に設定