インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

25.5.3. エンベデッド・クロストリガー接続のコンフィグレーション

CTIインターフェイスは、メモリーマッピングされたレジスター・インターフェイスを介してプログラミングすることができます。

特定のレジスターについては、CoreSight Components Technical Reference Manualで説明されています。このマニュアルは、 ARM® Infocenterよりダウンロード可能です。

デバッガーを介してCoreSightコンポーネントのレジスターにアクセスするには、レジスターオフセットをCoreSightコンポーネントのベースアドレスに追加する必要があります。次に、結合したその値を、デバッガーが可視するROMテーブルのアドレス (0x80000000) に追加する必要があります。

各CTIには、トリガー・インターフェイスとチャネル・インターフェイスの2つのインターフェイスがあります。トリガー・インターフェイスは、CTIと他のコンポーネントの間のインターフェイスです。このインターフェイスには8つのトリガー信号があり、それらの信号は、他のコンポーネントにハードワイヤードされます。チャネル・インターフェイスは、CTIとそれに属するCTM間のインターフェイスであり、4つの双方向チャネルを備えます。CTI内のトリガー・インターフェイスからチャネル・インターフェイスへのマッピング (およびその逆) は、動的にコンフィグレーションされます。各CTIトリガー出力とCTIトリガー入力の接続は、個別に有効または無効にすることができます。

例えば、FPGA–CTIのトリガー入力0をコンフィグレーションしてチャネル3にルーティングし、FPGA–CTIのトリガー出力3およびMPUデバッグ・サブシステムのCTI–0のトリガー出力7をチャネル3からルーティングするようにコンフィグレーションすることができます。このコンフィグレーションでは、FPGA–CTIのトリガー入力0でトリガーが発生し、FPGA–CTIのトリガー出力3およびCTI–0のトリガー出力7に伝播します。伝播は、シングルからシングル、シングルからマルチ、マルチからシングル、およびマルチからマルチにすることが可能です。

FPGAにはソフトロジック信号があり、それらの信号は、FPGA–CTIのトリガー入力に個別に接続されます。これは、コンフィグレーション可能です。
  • トリガー入力に接続 - TPIUへのトレースデータのフラッシュをトリガーします。例えば、チャネル0をCTIのトリガー出力2にコンフィグレーションします。次に、トリガー入力T3をFPGA-CTIのチャネル0にコンフィグレーションします。CTIのトリガー出力2でトリガーを受信すると、トレースデータはTPIUにフラッシュされます。
  • トリガー入力T2に接続 - STMメッセージをトリガーします。CTI出力トリガー4および5は、HPS内のSTM CoreSightコンポーネントに配線されます。例えば、チャネル1をCTIのトリガー出力4にコンフィグレーションし、トリガー入力T2をFPGA–CTIのチャネル1にコンフィグレーションします。
  • トリガー入力T1に接続 - CPU 1でブレークポイントをトリガーします。CTI–1のトリガー出力1は、CPU-1のデバッグ要求 (EDBGRQ) 信号に配線されます。例えば、チャネル2をCTI–1のトリガー出力1にコンフィグレーションします。次に、トリガー入力T1をFPGA–CTIのチャネル2にコンフィグレーションします。

クロストリガー・インターフェイスの詳細に関しては、 ARM® Infocenterのウェブサイトを参照してください。