インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

16.4.3.1.9. I/O伝送遅延 (NACIOタイムアウト)

ホスト・ソフトウェアはタイムアウト・メカニズムを管理しており、CE‑ATAカードデバイスからの読み出し時に、I/O伝送遅延 (NACIOサイクル) のタイムアウトを処理します。データトークンのスタートビットを待機している際に、コントローラーはタイムアウト・メカニズムを管理せず、NACIOサイクルが経過したことを示しません。I/O伝送遅延は、RW_REGおよびRW_BLKコマンドを使用している読み出し転送に適用されます。このドキュメントで使用しているRW_REGおよびRW_BLKコマンドは、CE‑ATA仕様で定義されているRW_MULTIPLE_REGISTERコマンドおよびRW_MULTIPLE_BLOCK MMCコマンドを参照しています。
注: NACIOがタイムアウトすると、アプリケーションでは、CCSDコマンドとSTOPコマンド、またはSTOPコマンドを送信し、コマンドを中断する必要があります。STOP_TRANSMISSIONコマンドがコントローラーから送信されている際に、Data Read Timeout (DRTO) 割り込みが1に設定されることがあります。この場合、data read timeout boot data start (bds) ビットとrintstsレジスターのdtoビットが1に設定されます。