インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
Public
ドキュメント目次

3.5.13. 汎用割り込みコントローラー

ARM® 汎用割り込みコントローラー (GIC-400) は、 Cortex® -A53プロセッサー外部のシステム・コンプレックス内にあります。GICは、 Cortex® -A53のすべてのCPUで共有されます。

GICにはソフトウェアでコンフィグレーション可能な設定があり、それによってSoC内で割り込みを検出、管理、および配布します。

  • 割り込みはコントロール・レジスターを介して有効または無効になり、優先順位が付けられます。
  • 割り込みに優先順位を付け、異なるプロセッサーに通知することができます。
  • 割り込みをグループ0またはグループ1に割り当てることにより、それぞれセキュアまたは非セキュアとしてコンフィグレーションすることができます。
  • GIC内の仮想化拡張機能により、仮想化された割り込みを管理することができます。
GICは、専用ペリフェラルやFPGAファブリックに実装されているIPなどの、205の共有割り込みソースを提供します。また、各CPUには、6つの外部プライベート・ペリフェラル割り込みと1つの内部プライベート・ペリフェラル割り込みがあります。4つのCPUはすべて、16のバンク化されたソフトウェア生成割り込み (SGI) を共有します。
注: レガシーIRQはGICでサポートされません。

GICは、割り込み信号からプライベート・ペリフェラル割り込み (PPI) および共有ペリフェラル割り込み (SPI) を検出します。ソフトウェア生成割り込みは、レジスター・インターフェイスを介して検出されます。各CPUは、それぞれのプライベート・ペリフェラル割り込みID (PPI ID) に対して信号を生成します。4つのCPUで共有される各SPI割り込みIDには、入力信号は1つしかありません。GICは仮想割り込みもサポートしています。

GICは、 Cortex® -A53 MPCore™ に送信される出力信号を介して、割り込みまたは仮想割り込みを各CPUに通知します。

GICのコンフィグレーションと制御はメモリーマッピングされており、キャッシュ・コヒーレンシー・ユニット (CCU) を介してアクセスされます。