インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

17.6.2.5.4. 送信ポーリングの一時停止

送信のポーリングは、次のいずれかの条件によって一時停止します。†

  • ホストが所有する記述子 (TDES0[31]=0) をDMAが検出した場合。再開するには、ドライバーで記述子の所有権をDMAに付与し、その後、Poll Demandコマンドを発行する必要があります。†
  • アンダーフローによる送信エラーが検出され、フレーム送信が中断された場合。適切なTransmit Descriptor 0 (TDES0) ビットが設定されます。†

最初に示されている条件によってDMAがSUSPEND状態になると、レジスター5 (Status Register) のビット16 (Normal Interrupt Summary) とビット2 (Transmit Buffer Unavailable) の両方が設定されます。2番目に示されている条件が発生すると、レジスター5 (Status Register) のビット15 (Abnormal Interrupt Summary) とビット5 (Transmit Underflow) の両方が設定され、Transmit Descriptor 0に情報が書き込まれます。これにより、一時停止が発生します。†

どちらの場合においても、送信リスト内の位置は維持されます。維持される位置は、DMAによって閉じられたLast Descriptorに続く記述子の位置です。†

ドライバーは、一時停止の原因を修正後、明示的にTransmit Poll Demandコマンドを発行する必要があります。†