インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
Public
ドキュメント目次

21.2. UARTコントローラーのブロック図とシステムへの統合

図 114. UARTのブロック図


表 206.  UARTコントローラー・ブロックの説明

ブロック

説明

スレーブ・インターフェイス

コンポーネントとL4ペリフェラル・バス間のスレーブ・インターフェイスです。

レジスターブロック

メインUART制御、ステータス、および割り込み生成の機能を提供します。†

FIFOバッファー

FIFOバッファーの制御とストレージを提供します。†

ボー・クロック・ジェネレーター

トランスミッターとレシーバーのボークロックを生成します。100MHzのリファレンス・クロックにより、UARTコントローラーは95ボーから6.25メガボーの転送速度をサポートします。これは、既知の16550のすべてのデバイスとの通信をサポートします。ボーレートは、Interrupt EnableまたはDivisor Latch High (IER_DLH)、およびReceive Buffer、Transmit HoldingまたはDivisor Latch Low (RBR_THR_DLL) レジスターをプログラミングすることで制御されます。

シリアル・トランスミッター

UARTに書き込まれたパラレルデータをシリアルデータに変換し、送信に向けてコントロール・レジスターで指定されている追加ビットをすべて追加します。文字と呼ばれるこのシリアルデータの構成は、シリアルUARTでこのブロックを離れます。†

シリアルレシーバー

UART形式で受信したシリアルデータ文字 (コントロール・レジスターで指定されている) をパラレル形式に変換します。このブロックでは、パリティーエラー検出、フレーミング・エラー検出、改行検出が行われます。†

DMAインターフェイス

UARTコントローラーにはDMAコントローラー・インターフェイスが含まれており、受信データが利用可能であること、または送信FIFOバッファーにデータが必要なことを示します。DMAには2つのチャネル (送信および受信に1つずつ) が必要です。UARTコントローラーは、単一の転送およびバースト転送をサポートします。DMAは、FIFOバッファーモードと非FIFOバッファーモードで使用することができます。