インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

15.3. NANDフラッシュ・コントローラーの信号の説明

NANDのピンはすべて、次のカテゴリーのいずれかに属している必要があります。
  • HPS I/O
  • FPGA I/O
次の表に、HPSとFPGAで使用できるNANDフラッシュピンのすべてのオプションを示します。
表 104.  NANDフラッシュピンのオプション
ピン サポートされるデータ幅 サポートされるCEとR/Bの数
HPSピン 8ビットまたは16ビット 1
FPGAピン 8ビットまたは16ビット 1 – 4
複数のNANDデバイスを接続する必要がある場合は、NANDインターフェイスをFPGAロジックにルーティングする必要があります。HPSピンを使用する場合、使用できるCEとR/Bのペアは1つのみです。FPGAピンを使用する場合は、複数のCEとR/Bのペアを使用することができます。
注: オプションは相互に排他的です。つまり、HPSピンを使用して、CEおよびR/B信号をFPGAピンにルーティングすることはできません。
表 105.  NANDフラッシュ・コントローラー・インターフェイス信号 (HPS I/Oにルーティング)
信号名 方向 説明 入力のデフォルト値 推奨されるタイオフ
NAND_ADQ[15:0] 16 入力/出力 データ信号 16'b1111111111111111 プルアップ
NAND_ALE 1 出力 アドレス・ラッチ・イネーブル。ALEがHighの場合、アドレスはWE_N信号の立ち上がりエッジでNANDアドレスレジスターにラッチされます。 プルアップ
NAND_CE_N 1 出力 チップイネーブル。CE_Nがアサートされない場合、NANDデバイスはスタンバイモードのままになり、コントロール信号に応答しません。 プルアップ
NAND_CLE 1 出力 コマンド・ラッチ・イネーブル。CLEがHighの場合、コマンドはWE_N信号の立ち上がりエッジでNANDコマンドレジスターにラッチされます。 プルアップ
NAND_RE_N 1 出力 読み出しイネーブル。RE_Nにより、出力データバッファーが有効になります。 プルアップ
NAND_RB 1 入力 レディ/ビジー。NANDデバイスがビジーの場合、RB信号はLowにアサートされます。この信号はオープンドレインで、プルアップ抵抗が必要です。 1'b1 プルアップ
NAND_WE_N 1 出力 書き込みイネーブル。WE_Nは、NANDへのデータ、アドレス、またはコマンドの入力を担います。 プルアップ
NAND_WP_N 1 出力 書き込み保護 プルアップ
表 106.  NANDフラッシュ・コントローラー・インターフェイス信号 (FPGA I/Oにルーティング)
信号名 方向 説明 入力のデフォルト値 推奨されるタイオフ
nand_adq_i[15:0] 16 入力 データ信号 (入力) 16'b1111111111111111 プルアップ
nand_adq_oe 1 出力 データ信号 (出力イネーブル) プルアップ
nand_adq_o[15:0] 16 出力 データ信号 (出力) プルアップ
nand_ale_o 1 出力 アドレス・ラッチ・イネーブル。ALEがHighの場合、アドレスはWE_N信号の立ち上がりエッジでNANDアドレスレジスターにラッチされます。 プルアップ
nand_ce_n_o[3:0] 4 出力 チップイネーブル。CE_Nがアサートされない場合、NANDデバイスはスタンバイモードのままになり、コントロール信号に応答しません。 プルアップ
nand_cle_o 1 出力 コマンド・ラッチ・イネーブル。CLEがHighの場合、コマンドはWE_N信号の立ち上がりエッジでNANDコマンドレジスターにラッチされます。 プルアップ
nand_re_n_o 1 出力 読み出しイネーブル。RE_Nにより、出力データバッファーが有効になります。 プルアップ
nand_rdy_busy_i[3:0] 4 入力 レディ/ビジー。NANDデバイスがビジーの場合、RB信号はLowにアサートされます。この信号はオープンドレインで、プルアップ抵抗が必要です。 4'b1111 プルアップ
nand_we_n_o 1 出力 書き込みイネーブル。WE_Nは、NANDへのデータ、アドレス、またはコマンドの入力を担います。 プルアップ
nand_wp_n_o 1 出力 書き込み保護 プルアップ
s2f_nand_irq 1 出力 割り込み プルアップ