インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

25.4.9.1. クロス・トリガー・インターフェイス

HPS CTIは認証信号に接続されます。

侵襲的なデバッグイネーブル信号がLowの際にトリガー出力をマスクし、デバッグツールによってシステムの動作が変化しないようにすることができます。todbgenselビットの対応するビットがLowに設定されている場合、トリガー出力はdbgen信号でマスクされます。todbgenselビットの対応するビットがHighに設定されている場合は、トリガー出力でdbgen信号は無視されます。

非侵襲的なデバッグイネーブル信号がLowの際にトリガー入力をマスクし、デバッグツールがシステムの状態を監視できないようにすることができます。tinidenselビットがLowに設定されている場合、トリガー出力はniden信号でマスクされます。tinidenselビットがHighに設定されている場合は、トリガー出力でniden信号は無視されます。

HPSのCortex-A53クラスターでは、追加CTMを使用して他のCTIと通信し、汎用タイマーの停止モードを制御することができます。

HPSのデバッグシステムには、次のCTIが含まれています。
  • CTI - STM、ETF、ETR、TPIU間でクロストリガーを実行します。
  • FPGA-CTI - クロストリガー・システムをFPGAファブリックに公開します。
  • CTI-0およびCTI-1 - MPUのデバッグ・サブシステム内にあります。各CTIは、プロセッサーとプロセッサーのETMに関連付けられています。