インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

19.4.3.4. EEPROM読み出し

注: この転送モードは、シリアルマスターでのみ有効です。†

TMOD = 3の場合、送信データを使用してオペコードやアドレスをEEPROMデバイスに送信します。これには3つのデータフレームが必要です (8ビットのオペコードとそれに続く8ビットの上位アドレスおよび8ビットの下位アドレス)。オペコードとアドレスの送信中に、データが受信ロジックによってキャプチャーされることはありません (SPIマスターがtxdラインでデータを送信している限り、rxdラインのデータは無視されます)。SPIマスターは、送信FIFOバッファーが空になるまでデータの送信を継続します。送信FIFOバッファーには、オペコードとアドレスをEEPROMに提供するのに十分なデータフレームのみが必要です。必要以上のデータフレームが送信FIFOバッファーにある場合、読み出しデータは損失します。†

送信FIFOバッファーが空になる (制御情報がすべて送信される) と、受信ライン (rxd) のデータは有効になり、受信FIFOバッファーに格納されます。txd出力は一定の論理レベルで維持されます。シリアル転送は、SPIマスターが受信したデータフレームの数がCTRLR1レジスターのNDFフィールドに1を加えた値と一致するまで続きます。†
注: SPIコントローラーがSSPモードにコンフィグレーションされている場合は、EEPROM読み出しモードはサポートされません。†