インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

16.5.9.5.1. IDENTIFY DEVICEコマンド

IDENTIFY DEVICEコマンドは、デバイス固有の情報と機能を記述する512バイトのデータ構造をホストに返します。ホストは、MMCブロックサイズが512バイトに設定されている場合にのみ、IDENTIFY DEVICEコマンドを発行します。他のMMCブロックサイズの場合の結果は未定義です。

ホストはATAコマンドにRW_REGコマンドを発行します。データはRW_BLKコマンドで取得します。

ホスト・コントローラーは、IDENTIFY DEVICE ATAコマンドのRW_REGコマンドを送信する際に、次の設定を使用します。次のリストは、主要なビットの設定を示しています。

  • cmdレジスターの設定: data_expectedビットを0に設定
  • cmdargレジスターの設定
    • ビット [31] を0に設定
    • ビット [7:2] を128に設定
    • その他のビットはすべて0に設定
  • タスクファイルの設定
    • ATAタスクファイルのコマンドフィールドを0xECに設定
    • タスクファイルの予約済みフィールドを0に設定
  • bytcntレジスター、およびblksizレジスターのblock_sizeフィールドを16に設定

ホスト・コントローラーは、データの取得に次の設定を使用します (RW_BLKコマンド)。

  • cmdレジスターの設定
    • ccs_expectedを1に設定
    • data_expectedを1に設定
  • cmdargレジスターの設定
    • ビット [31] を0に設定 (読み出し動作)
    • ビット [15:0] を1に設定 (データのユニットカウント = 1)
    • その他のビットはすべて0に設定
  • bytcntレジスター、およびblksizレジスターのblock_sizeフィールドを512に設定