インテルのみ表示可能 — GUID: vuj1481129720428
Ixiasoft
1. インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル改訂履歴
2. ハード・プロセッサー・システムの概要
3. Cortex-A53 MPCoreプロセッサー
4. キャッシュ・コヒーレンシー・ユニット
5. システムメモリー管理ユニット
6. システム・インターコネクト
7. ブリッジ
8. DMAコントローラー
9. オンチップRAM
10. ECC (エラー検出訂正) コントローラー
11. クロック・マネージャー
12. システム・マネージャー
13. リセット・マネージャー
14. ハード・プロセッサー・システムのI/Oピンの多重化
15. NANDフラッシュ・コントローラー
16. SD/MMCコントローラー
17. イーサネット・メディア・アクセス・コントローラー
18. USB 2.0 OTGコントローラー
19. SPIコントローラー
20. I2Cコントローラー
21. UARTコントローラー
22. 汎用I/Oインターフェイス
23. タイマー
24. ウォッチドッグ・タイマー
25. CoreSightのデバッグとトレース
A. ブートとコンフィグレーション
B. HPSを介したセキュア・デバイス・マネージャーQuad SPIフラッシュ・コントローラーへのアクセス
3.5.1. 例外レベル
3.5.2. 仮想化
3.5.3. メモリー管理ユニット
3.5.4. レベル1キャッシュ
3.5.5. レベル2メモリーシステム
3.5.6. スヌープ制御ユニット
3.5.7. 暗号化による拡張
3.5.8. NEONマルチメディア・プロセッシング・エンジン
3.5.9. 浮動小数点演算装置
3.5.10. ACEバス・インターフェイス
3.5.11. アボート処理
3.5.12. キャッシュ保護
3.5.13. 汎用割り込みコントローラー
3.5.14. 汎用タイマー
3.5.15. デバッグモジュール
3.5.16. キャッシュ・コヒーレンシー・ユニット
3.5.17. クロックソース
25.4.1. デバッグ・アクセス・ポート
25.4.2. CoreSight SoC-400タイムスタンプ・ジェネレーター
25.4.3. システム・トレース・マクロセル
25.4.4. トレースファネル
25.4.5. CoreSightのトレース・メモリー・コントローラー
25.4.6. AMBAトレース・バス・レプリケーター
25.4.7. トレース・ポート・インターフェイス・ユニット
25.4.8. NoCトレースポート
25.4.9. エンベデッド・クロス・トリガー・システム
25.4.10. エンベデッド・トレース・マクロセル
25.4.11. HPSのデバッグAPBインターフェイス
25.4.12. FPGAインターフェイス
25.4.13. デバッグクロック
25.4.14. デバッグのリセット
インテルのみ表示可能 — GUID: vuj1481129720428
Ixiasoft
10.4.7. ECCコントローラーの初期化とコンフィグレーション
ECCレジスター・インターフェイスがリセットを終了してアイドル状態に入っている場合、またはIPがリセットに入っている場合に、メモリーの初期化およびECCの診断を行うことができます。ECCが有効になっているメモリーにアクセスするペリフェラルでは、ペリフェラル・メモリーを使用する前にハードウェアの初期化を行う必要があります。
注: ハードウェアの初期化中に、ソフトウェアでメモリーへの読み出しまたは書き込みアクセスを実行しないでください。
ECCコントローラーを初期化し、コンフィグレーションする手順は次のとおりです。
- システム・マネージャーのecc_intmask_setレジスターで割り込みマスクを設定し、ECCコントローラーのERRINTENレジスターで割り込みを無効にすることで、ECC割り込みをオフにします。
- CTRLレジスターのECC_ENビットがクリアされ、ECCの検出訂正ロジックが無効になっていることを確認します。
- CTRLレジスターのINITxビットを設定し、ECCコントローラーのメモリー初期化ブロックを介したメモリーの初期化を有効にします。メモリーがデュアルポートの場合、初期化は両方のポートで行う必要があります。ECCの構造のセクションを参照し、初期化するメモリータイプを特定します。
- INITSTATレジスターのINITCOMPLETExビットが設定された後に、必要に応じてシングルビット、カウント、または比較一致の割り込みをコンフィグレーションします。ECCコントローラーとシステム・マネージャーで、ECC割り込みを有効にします。割り込みを有効にする方法については、ECCコントローラーの割り込みのセクション、およびシステム・マネージャーの章を参照してください。
これらの手順が完了すると、通常のアクセスを行うことができます。
ECCコントローラーが有効になっている場合
- ECCコントローラーは、データがRAMに書き込まれるたびにECCビットを書き込みます。
- エラー割り込みの要求は、Interrupt Mode (INTMODE) レジスターで有効にすることができます。
- データのエラーが検出され、訂正が試行されます。
ECCの計算は、有効なRAMアクセスがある場合にのみ行うことができます。