インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

7.3.5.2. FPGA-to-HPS CCUからメモリー (キャッシュ割り当てなし)

FPGA からHPS CCUへのインターフェイスはACE-Lite*です。このトランザクションはCCUを通過しますが、AxCACHEパラメーターに応じてキャッシュすることもキャッシュなしにすることもできます。トランザクションは、メモリー割り当てに応じて特権または非特権にすることができます。

注: メモリーはSDRAMまたはオンチップRAM (OCRAM) です。

ロジックでキャッシュ割り当てのないトランザクションを発行した場合は、CCUによってコヒーレンシーは維持されますが、キャッシュへの割り当ては行われません。これは、コヒーレンシーを維持する一方でキャッシュのスラッシングを回避する場合に役立ちます。

読み出し

  • キャッシュヒットの場合、読み出しデータはキャッシュから返されます。
  • キャッシュミスの場合、読み出しデータはメインメモリーから返されます。また、キャッシュには割り当てられません (格納されません)。
表 71.  読み出しデータ属性リスト
属性 備考
ARDOMAIN[1:0] ’b01 内部共有可能
ARBAR[1:0] ‘b00 通常のアクセス、バリアが考慮されます
ARSNOOP[3:0] ‘b0000 ReadOnce
ARCACHE[3:0] ‘b1011 Write-back No-allocate
AxUSER[7:0] ‘b00000100 0x04 = CCU
AxPROT[2:0] ‘b001 データアクセス、セキュアアクセス、特権アクセス
AxLEN[7:0]
バースト長
  • WRAPバーストタイプは、1、2、4、8、または16の転送にする必要があります
  • INCRバーストタイプは1から256の転送です
AxSIZE[2:0] 転送のバイト数は、データバス幅と等しくなる必要があります
AxBURST[1:0] ‘b01または‘b10 INCR (‘b01) またはWRAP (‘b10) にする必要があります
AxLOCK[1:0] ‘b00 通常のアクセスにする必要があります
AxQOS ドントケア

書き込み

  • キャッシュヒットの場合、書き込みデータはキャッシュに格納されます。
  • キャッシュミスの場合、書き込みデータはメインメモリーに格納されます。
表 72.  書き込みデータ属性リスト
属性 備考
AWDOMAIN[1:0] ’b01 内部共有可能
AWBAR[1:0] ‘b00 通常のアクセス、バリアが考慮されます
AWSNOOP[2:0] ‘b000 WriteUnique (WriteLineUniqueの場合は‘b001)
AWCACHE[3:0] ‘b0111 Write-back No-allocate
AxUSER[7:0] ‘b00000100 0x04 = CCU
AxPROT[2:0] ‘b001 データアクセス、セキュアアクセス、特権アクセス
AxLEN[7:0]
バースト長
  • WRAPバーストタイプは、1、2、4、8、または16の転送にする必要があります
  • INCRバーストタイプは1から256の転送です
AxSIZE[2:0] 転送のバイト数は、データバス幅と等しくなる必要があります
AxBURST[1:0] ‘b01または‘b10 INCR (‘b01) またはWRAP (‘b10) にする必要があります
AxLOCK[1:0] ‘b00 通常のアクセスにする必要があります
AxQOS ドントケア