インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

11.3.3. ハードウェアで管理されるクロックとソフトウェアで管理されるクロック

クロックの値を変更する際のハードウェア管理とソフトウェア管理という用語は、クロックの移行の実装方法を定義しています。ソフトウェアで管理されるクロックを変更する場合、ソフトウェアは、クロックをゲートオフし、必要に応じてPLLロックを待機し、その後クロックをゲートで再度オンにする役割を担います。ハードウェアで管理されるクロックはハードウェアによって自動的に移行するため、グリッチのない動作が保証されます。

ハードウェアで管理されるクロックは次のとおりです。

  • mpu_periph_clk
  • mpu_ccu_clk
  • mpu_clk
  • l3_main_free_clk
  • l4_sys_free_clk
  • l4_main_clk
  • l4_mp_clk
  • l4_sp_clk
  • cs_at_clk
  • cs_pdbg_clk
  • cs_trace_clk
HPS内の他のクロックはすべて、ソフトウェアで管理されるクロックです。
注: ブートモードでは、ハードウェアで管理されるクロックおよびソフトウェアで管理されるクロックを含むすべてのクロックがバイパスされます。それぞれのクロックセットには、個別のソフトウェア・バイパス制御を使用することができます。