インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

20.2. I2Cコントローラーのブロック図とシステムへの統合

I2Cコントローラーは、内部スレーブ・インターフェイス、I2Cインターフェイス、および2つのインターフェイス間でデータをバッファーするFIFOロジックで構成されます。†

ホスト・プロセッサーは、32ビットのスレーブ・インターフェイスを介してI2Cコントローラーに関連するデータ、制御、およびステータス情報にアクセスします。

図 99. I2Cコントローラーのブロック図

I2Cコントローラーは、次のモジュールとインターフェイスで構成されます。

  • コントロールおよびステータスレジスター (CSR) アクセスとDMA転送用のスレーブ・インターフェイス。これにより、マスターはCSRおよびDMAにアクセスし、データを直接読み書きできるようになります。
  • 送信および受信データ用の2つのFIFOバッファー。これらは、Rx FIFOおよびTx FIFOバッファーのレジスターバンクとコントローラー、およびそれらのステータスレベルを保持します。†
  • パラレルからシリアルおよびシリアルからパラレルへの変換に向けたシフトロジック。
    • Rxシフト – デザインへのデータを受け取り、バイト形式で抽出します。†
    • Txシフト – I2Cバスでの転送に向けてCPUから供給されたデータを提供します。†
  • I2Cプロトコルの実装を担う制御ロジック。
  • DMAコントローラーへのハンドシェイク信号を生成するDMAインターフェイス。これにより、CPUの介入なしにデータ転送を自動化します。†
  • Raw割り込みと割り込みフラグを生成し、それらを設定およびクリアする割り込みコントローラー。†
  • バス内における開始条件や停止条件などのイベントを検出する受信フィルター。例えば、開始、停止、アービトレーション・ロストなど。†