インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

7.3. FPGA-to-HPS ブリッジ

FPGA-to-HPSブリッジは、HPS内のペリフェラルに対するFPGAからのアクセスを提供します。このアクセ​​スは、FPGAファブリックに実装されているマスターすべてで使用可能です。FPGAファブリックに公開されるブリッジスレーブをコンフィグレーションし、128、256、512ビットのデータ幅のACE-Liteプロトコルをサポートすることができます。

FPGA-to-HPSブリッジは、プラットフォーム・デザイナーおよびIP Catalogで利用可能なHPSコンポーネント・パラメーター・エディターでコンフィグレーションすることができます。FPGAマスターは、AXIバスでユーザービットを使用する、もしくはプラットフォーム・デザイナーでインターフェイスのターゲットを選択することで、CCUまたはSDRAMのいずれかをトランザクションのターゲットとして選択します。詳細は、インテルAgilexハード・プロセッサー・システム・コンポーネント・リファレンス・マニュアルを参照してください。

表 66.   FPGA-to-HPSブリッジのプロパティー次の表に、FPGA-to-HPSブリッジのプロパティーを示します。これには、FPGAファブリックに公開されるコンフィグレーション可能なスレーブ・インターフェイスが含まれます。
ブリッジのプロパティー

データ幅7

128、256、または512ビット

クロックドメイン

f2h_axi_clock (最大400MHz)

アドレス幅

40ビット

ID幅

5ビット

許容される読み出し

16トランザクション

許容される書き込み

16トランザクション

許容合計

16トランザクション

注: FPGAファブリック・バイパス・マルチプレクサーが有効になっている場合は、以下が適用されます。
  • FPGA-to-HPSブリッジは、FPGA-to-CCUおよびFPGA-to-SDRAMのトラフィックに使用できません。
  • MPFEはリセットに維持されます。
  • SDRAM ECCは使用することができません。ただし、ソフトロジックを使用して、SDRAMトラフィックをECCで保護することが可能です。
  • FPGA-to-SDRAMのアクセスは、FPGAの他のIO96またはIO96のペアと同様の方法で管理されます。
  • SoCからSDRAMのパスは、HPS-to-FPGAポートを介してFPGAにルーティングされます。これにより、FPGAでSDRAM帯域幅の割り当て、およびSDRAMトラフィックのインライン暗号化を制御できるようになります。
7 ブリッジのマスターデータ幅は、システムでHPSコンポーネントをインスタンス化する際にユーザーによってコンフィグレーション可能です。