インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
Public
ドキュメント目次

11.3.5. ソフトウェアでシーケンス化されるクロック

ソフトウェアでシーケンス化されるクロックグループには、MPUクロックおよびインターコネクト・ クロックで対応されないペリフェラルへの追加クロックが含まれます。次の図は、外部バイパス・マルチプレクサー、ハードウェアで管理される外部カウンターと分周器、およびクロックゲートを示しています。

図 32. ペリフェラル・クロック

EMACコアは3つあり、250MHzまたは50MHzのクロック・リファレンスの非常に厳しい要件を備えています。PLL0の周波数が250MHzの倍数 (例えば1.5GHz) の場合に、PLL0からEMACのクロックを駆動することで、PLL1におけるVCOのクロック周波数の柔軟性が向上します。さらに、必要なPLLクロック出力を最小限に抑えるには、emac_clkaを250MHz、emac_clkbを50MHzにし、250MHzまたは50MHzを選択してそれぞれのEMACコアをソフトウェアでコンフィグレーションできるようにします。

表 99.  ソフトウェアでシーケンス化されるクロックの機能の概要
システムクロック名 周波数 ブート周波数 説明
emac{0、1、2}_clk PLL C2またはPLL C3 boot_clk EMACのクロック。250MHz、もしくは250MHzのemac_clkと50MHzのemacb_clkに固定されます。
emac_ptp_clk PLL C3 boot_clk EMAC PTPタイムスタンプ・クロックのクロック
gpio_db_clk PLL C3への125Hz boot_clk GPIOデバウンスクロックのクロック
sdmmc_clk PLL C3 boot_clk SDMMCのクロック
h2f_user0_clock PLL C2 boot_clk FPGAのクロック・リファレンス
h2f_user1_clock PLL C2 boot_clk FPGAのクロック・リファレンス