インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

3.5.10. ACEバス・インターフェイス

ACEバス・インターフェイスは、mpu_clk/2mpu_ccu_clkドメインで動作します。このバスは、 ARPROTM[0]信号およびAWPROTM[0]信号を介した特権レベルアクセスのサポートとともに、AXI3互換モードを提供します。

Cortex® -A53 MPCore™ プロセッサーは、FIXEDバーストを生成しません。また、WRAPバーストは、クリティカル・ワードを先頭に完全なキャッシュラインをフェッチします。バーストはキャッシュライン境界を越えません。キャッシュのラインフィル・フェッチ長は常に64バイトです。 Cortex® -A53は、可能なすべてのAXIトランザクションのサブセットのみをマスター・インターフェイスで生成します。

WriteBack転送にサポートされる転送は次のとおりです。

  • WRAP 4の128ビット読み出し転送 (ラインフィル)
  • INCR 4の128ビット書き込み転送 (エビクション)
  • INCR N (Nは1、2、または4) の128ビット書き込み転送 (読み出し割り当て)

キャッシュ不可のトランザクションの場合は次のとおりです。

  • INCR N (Nは1、2、または4) の128ビット書き込み転送
  • INCR N (Nは1、2、または4) の128ビット読み出し転送
  • INCR 1の8ビット、16ビット、32ビット、64ビット、128ビットの読み出し転送
  • INCR 1の8ビット、16ビット、32ビット、64ビット、128ビットの書き込み転送
  • INCR 1の8ビット、16ビット、32ビット、64ビット、128ビットの排他的書き込み転送
  • INCR 1の8ビット、16ビット、32ビット、64ビット、128ビットの排他的読み出し転送

デバイス・トランザクションの場合は次のとおりです。

  • INCR N (Nは1、2、または4) の128ビット読み出し転送
  • INCR N (Nは1、2、または4) の128ビット書き込み転送
  • INCR 1の8ビット、16ビット、32ビット、64ビット、128ビットの読み出し転送
  • INCR 1の8ビット、16ビット、32ビット、64ビット、128ビットの書き込み転送
  • INCR 1の8ビット、16ビット、32ビット、64ビット、128ビットの排他的読み出し転送
  • INCR 1の8ビット、16ビット、32ビット、64ビット、128ビットの排他的書き込み転送

変換テーブル・ウォーク・トランザクションの場合は、INCR 1の32ビットおよび64ビットの読み出し転送です。

AXIトランザクションには次の特性が適用されます。

  • WRAPバーストは128ビットのみです。
  • 読み出しまたは書き込みにおいて、INCR 1は任意のサイズにすることができます。
  • 複数の転送であるINCRバーストは128ビットのみです。
  • FIXEDとしてマークされるトランザクションはありません。
  • バイトストローブがすべてHIGH、一部HIGH、またはいずれもHIGHではない書き込み転送が発生します。