インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

25.4.9.2. クロス・トリガー・マトリクス

CTMは、1つのCTIから1つもしくは複数のCTIまたはCTMに移動するトリガーの転送メカニズムです。HPSには2つのCTMが含まれます。1つのCTMは、CTI、FPGA-CTI、およびMPU-CTMを接続します。もう1つは、CTI-NOCを接続します。2つのCTMは相互に接続されているため、MPUのデバッグ・サブシステム、デバッグシステム、およびFPGAファブリック間でトリガーを送信することができます。

次に、CTMの入力と出力について説明します。
表 217.  CS CTMのクロス・トリガー・マトリクス接続
名称 送信元/送信先 説明
CTMチャネル入力 – ポート0 CTI このデータはCTIクロックドメインにあり、同期させることができます。
CTMチャネル出力 - ポート0 CTI この出力は、CTMクロックドメインに同期しています。CTIでは、クロック・ドメイン・シンクロナイザーを有効にすることができます。
CTMチャネル入力 - ポート1 MPU-CTM このデータはMPU-CTMクロックドメインにあり、同期させることができます。
CTMチャネル出力 - ポート1 MPU-CTM この出力は、MPU-CTMクロックドメインに同期しています。MPU-CTMでは、クロック・ドメイン・シンクロナイザーを有効にすることができます。
CTMチャネル入力 - ポート2 FPGA-CTI このデータはFPGA-CTIクロックドメインにあり、同期させることができます。
CTMチャネル出力 - ポート2 FPGA-CTI この出力は、FPGA-CTIクロックドメインに同期しています。FPGA-CTIでは、クロック・ドメイン・シンクロナイザーを有効にすることができます。
CTMチャネル入力 - ポート3 CS CTM このデータはMPU-CTMクロックドメインにあり、同期させることができます。
CTMチャネル出力 - ポート3 CS CTM この出力は、MPU-CTMクロックドメインに同期しています。CS CTMでは、クロック・ドメイン・シンクロナイザーを有効にすることができます。

詳細は、 ARM® Infocenterのウェブサイトで提供されているCoreSight Components Technical Reference Manualを参照してください。