インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

B.5.10. データスレーブへのシーケンシャル・アクセスの検出

Quad SPIフラッシュ・コントローラーは、現在のアクセスを前のアクセスと比較することにより、データ・スレーブ・インターフェイスへのシーケンシャル・アクセスを検出します。次の条件を満たす場合、アクセスはシーケンシャルです。

  • 現在のアクセスのアドレスが、前のアクセスのアドレスにシーケンシャルに続いている
  • 現在のアクセスの方向 (読み出しまたは書き込み) が、前のアクセスと同じである
  • 現在のアクセスのサイズ (バイト、ハーフワード、またはワード) が、前のアクセスと同じである

アクセスがシーケンシャルではないことが検出されると、フラッシュデバイスへのシーケンシャル・アクセスは終了し、新しいシーケンシャル・アクセスが開始します。インテルでは、データスレーブにシーケンシャルにアクセスすることを推奨しています。シーケンシャル・アクセスではコマンドのオーバーヘッドが少ないため、データのスループットが向上します。