インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

15.4.7.1. インデックス付きアドレス指定のレジスターマップ

インデックス付きアドレス指定では、HPSメモリーマップのnanddata領域のレジスターを使用します。次の表に示すように、nanddata領域は、コントロール・レジスターと可変サイズレジスターで構成されており、フラッシュメモリーへの直接アクセスを可能にします。

表 110.  インデックス付きアドレス指定のレジスターマップ
レジスター名 オフセットアドレス 用途
Control

0x0

読み出しまたは書き込みが行われるフラッシュメモリーのページを識別します。ソフトウェアは、mapコマンドタイプ、ブロック、およびページアドレスで構成される32ビットの制御情報を書き込みます。上位4ビットは0に設定されている必要があります。Controlレジスターの具体的な使用方法については、「コマンドのマッピング」を参照してください。

Data

0x10

Dataレジスターは、NANDフラッシュに対するページサイズのウィンドウです。このオフセットで始まる位置から読み出しまたは書き込みを行うことにより、ソフトウェアは、Controlレジスターで指定されているNANDフラッシュメモリーのページおよびブロックに対して直接読み出しまたは書き込みを行います。物理的なフラッシュデバイスは8ビットまたは16ビット幅のデータパスを備えますが、Dataレジスターは常に32ビット・ワード境界でアドレス指定されます。