インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/19/2023
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ドキュメント目次

7.5. Lightweight HPS-to-FPGAブリッジ

Lightweight HPS-to-FPGAブリッジは、FPGAファブリックへの低パフォーマンス・インターフェイスを提供します。このインターフェイスは、ソフト・ペリフェラルのコントロールおよびステータスレジスターへのアクセスに役立ちます。このブリッジは、2MBのアドレススペースと、FPGAファブリックに実装されているロジック、ペリフェラル、およびメモリーへのアクセスを提供します。 Cortex*-A53 MPCoreプロセッサー、ダイレクト・メモリー・アクセス (DMA) コントローラー、およびデバッグ・アクセス・ポート (DAP) では、Lightweight HPS-to-FPGAブリッジを使用してFPGAファブリックまたはNoCのレジスターにアクセスすることができます。

Lightweight HPS-to-FPGAブリッジは、32ビットの固定データ幅を備えています。

Lightweight HPS-to-FPGAブリッジは、FPGAファブリックへの二次的な低パフォーマンス・マスター・インターフェイスとして使用します。幅が固定されており、アドレススペースが小さいため、Lightweightブリッジは、FPGAペリフェラルへのメモリーマッピングされたレジスターアクセスなどの低帯域幅トラフィックに効果的です。この手法により、高性能なHPS-to-FPGAブリッジからトラフィックを分離し、レジスターアクセスのレイテンシーと全体的なシステム・パフォーマンスを改善することができます。

表 81.  Lightweight HPS-to-FPGAブリッジのプロパティー次の表は、Lightweight HPS-to-FPGAブリッジのプロパティーを示しています。これには、FPGAファブリックに公開されるマスター・インターフェイスが含まれます。
ブリッジのプロパティー

データ幅

32ビット

クロックドメイン

h2f_lw_axi_clock (最大200MHz)

アドレス幅

32ビット

ID幅

4ビット

許容される読み出し

16トランザクション

許容される書き込み

16トランザクション

許容合計

16トランザクション

Lightweight HPS-to-FPGAブリッジは、プラットフォーム・デザイナーおよびIP Catalogで利用可能なHPSコンポーネント・パラメーター・エディターでコンフィグレーションすることができます。HPSコンポーネントのパラメーター・エディターでは、FPGAのビットストリームに一致するブリッジプロトコルを設定することができます。