外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

6.4.2.2. チャネル・シグナル・インテグリティー測定の理解

チャネル・シグナル・インテグリティーの測定には、さまざまな信号のチャネル損失を測定する必要があります。 特定の信号または信号トレースにおけるチャネル損失は、+/- VIH(acおよびdc) と+/- VIL(acおよびdc) でのアイの幅の損失として定義されます。VREF上下のVIHおよびVILは、メモリー・インターフェイスのタイミングモデルのさまざまな要件に沿って使用されます。

次の例は、アイのセットアップ側または先行側のチャネル損失が、アイのホールド側または遅れ側のチャネル損失に等しい標準のアイ・ダイアグラムを表しています。ただし、必ずしもこれに従う必要はありません。PHYはキャリブレーションにより読み出しおよび書き込みアイの中央に調整されるため、Board Settingsタブには、書き込みDQおよび読み出しDQの合計追加チャネル損失に関するパラメーターがあります。キャリブレーションされていないアドレスおよびコマンド信号の場合、Board Settingsタブでは、異なるセットアップ側とホールド側のチャネル損失を入力できます。これにより、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアは、アドレスおよびコマンドアイの中心にクロックを静的に配置することができるようになります。

図 46. 均等なセットアップ側とホールド側の損失