外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

7.1.1. インテルStratix 10 EMIF IPにおけるDDR4のパラメーター: General

表 207.  グループ: General / Interface
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Configuration メモリー・インターフェイスのコンフィグレーションを指定します。利用可能なオプションは、プロトコルとターゲットにするFPGA製品によって異なります。(識別子: PHY_DDR4_CONFIG_ENUM)
Instantiate two controllers sharing a Ping Pong PHY ピンポンPHYを使用しアドレス/コマンド・バスを共有する2つの同一のメモリー・コントローラーのインスタンス化を指定します。このパラメーターは、Hard PHY and Hard Controllerオプションを指定した場合にのみ利用可能です。このパラメーターを有効にすると、IPは2つの独立したAvalonインターフェイスをユーザーロジックに公開し、また、ダブル幅のデータバスとCS#、CKE、ODT、CK/CK#信号を備える単一の外部メモリー・インターフェイスを公開します。 (識別子: PHY_DDR4_USER_PING_PONG_EN)
Use clamshell layout クラムシェル・レイアウトを使用する場合、各ランクには上部と下部のメモリーチップを個別にコンフィグレーションする2つのCSピンが必要です。 (識別子: PHY_DDR4_USER_CLAMSHELL_EN)
表 208.  グループ: General / Clocks
表示名 説明
Memory clock frequency メモリー・インターフェイスの動作周波数をMHzで指定します。メモリーの周波数を変更する場合は、Memoryタブのメモリー・レイテンシー・パラメーターと、Mem Timingタブのメモリー・タイミング・パラメーターを更新する必要があります。 (識別子: PHY_DDR4_MEM_CLK_FREQ_MHZ)
Use recommended PLL reference clock frequency 最高のパフォーマンスを実現するためのPLLリファレンス・クロック周波数を自動的に計算することを指定します。異なるPLLリファレンス・クロック周波数を指定する場合は、このパラメーターのチェックボックスをオフにします。 (識別子: PHY_DDR4_DEFAULT_REF_CLK_FREQ)
PLL reference clock frequency このパラメーターは、ユーザーが提供するPLLリファレンス・クロック周波数をIPに知らせます。ユーザーは、リストから有効なPLLリファレンス・クロック周波数を選択する必要があります。リスト内の値は、メモリー・インターフェイスの周波数が変更されたり、ユーザーロジックのクロックレートが変更されたりした場合に変更になる可能性があります。ジッター性能が向上するため、可能な限り最速のPLLリファレンス・クロック周波数を使用することが推奨されます。ユーザーが「Use recommended PLL reference clock frequency」のオプションを選択しない場合にのみこの選択が必要になります。 (識別子: PHY_DDR4_USER_REF_CLK_FREQ_MHZ)
PLL reference clock jitter PLLリファレンス・クロック・ソースのピークからピークのジッターを指定します。PLLリファレンス・クロックのクロックソースは、ジッター要件に適合するか、それ以上である必要があります。ジッター要件は、ピークからピークで10 ps、もしくは1e-12 BERで1.42 ps RMS、1e-16 BERで1.22 psです。 (識別子: PHY_DDR4_REF_CLK_JITTER_PS)
Clock rate of user logic ユーザー・ロジック・クロック周波数とメモリークロック周波数の関係を指定します。例えば、FPGAからメモリーデバイスに送信されるメモリークロックが800 MHzでトグルする場合のクォーターレートのインターフェイスは、FPGAのユーザーロジックが200 MHzで動作することを意味します。使用可能なオプションのリストは、メモリープロトコルとデバイスファミリーよって異なります (識別子: PHY_DDR4_RATE_ENUM)
Core clocks sharing デザインに、同じプロトコル、レート、周波数およびPLLリファレンス・クロック・ソースの複数のインターフェイスが含まれる場合、それらは共通のコア・クロック・ドメインのセットを共有することができます。コア・クロック・ドメインを共有することにより、クロック・ネットワークの使用を低減し、インターフェイス間のクロック同期ロジックを回避します

コアクロックを共有するには、インターフェイスの1つを「マスター」、残りのインターフェイスを「スレーブ」として指定します。RTLで、マスター・インターフェイスからのclks_sharing_master_out信号を、すべてのスレーブ・インターフェイスのclks_sharing_slave_in信号に接続します。

マスター・インターフェイスとスレーブ・インターフェイスはどちらも、それぞれの出力クロックポートをRTLで公開しますが (emif_usr_clkafi_clkなど)、物理信号は同等であるため、マスターとスレーブのどちらのクロックポートでも使用することができます。同じコアクロックを共有するインターフェイス全体の合計幅が大きくなると、FPGAコアとペリフェラル間の転送においてタイミング・クロージャーが困難になる場合があります。

(識別子: PHY_DDR4_CORE_CLKS_SHARING_ENUM)
Export clks_sharing_slave_out to facilitate multi-slave connectivity 複数のスレーブが存在する場合、マスターからのclks_sharing_master_outインターフェイスをすべてのスレーブのclks_sharing_slave_inインターフェイスに接続する (すなわち、1対多のトポロジー)、もしくは、clks_sharing_master_outインターフェイスを1つのスレーブに接続し、そのスレーブのclks_sharing_slave_outインターフェイスを次のスレーブに接続する (デイジーチェーン・トポロジー) ことが可能です。どちらの方法でも同じ結果が得られます。デイジーチェーンの方法は、プラットフォーム・デザイナー・ツールでより容易に実現できると考えられる一方で、1対多の方法は、より直感的に理解しやすい方法です。 (識別子: PHY_DDR4_CORE_CLKS_SHARING_EXPOSE_SLAVE_OUT)
Specify additional core clocks based on existing PLL 追加のパラメーターが表示され、既存のPLLに基づき追加の出力クロックを作成できるようになります。このパラメーターは、デザインが利用可能なPLLリソースをすべて使用している場合の代替クロック生成メカニズムを提供します。追加し作成する出力クロックは、コアに供給することができます。このパラメーターで作成されたクロック信号は互いに同期していますが、メモリー・インターフェイスのコア・クロック・ドメイン (emif_usr_clkafi_clkなど) には同期していません。クロックドメイン間でデータを転送する場合は、適切なクロックドメインクロッシング手法に従う必要があります。 (識別子: PLL_ADD_EXTRA_CLKS)
表 209.  グループ: General / Clocks / Additional Core Clocks
表示名 説明
Number of additional core clocks PLLから作成する追加の出力クロック数を指定します。 (識別子: PLL_USER_NUM_OF_EXTRA_CLKS)
表 210.  グループ: General / Clocks / Additional Core Clocks / pll_extra_clk_0
表示名 説明
Frequency コアクロック信号の周波数を指定します。 (識別子: PLL_EXTRA_CLK_ACTUAL_FREQ_MHZ_GUI_5)
Phase shift コアクロック信号の位相シフトを指定します。 (識別子: PLL_EXTRA_CLK_ACTUAL_PHASE_PS_GUI_5)
表 211.  グループ: General / Clocks / Additional Core Clocks / pll_extra_clk_1
表示名 説明
Frequency コアクロック信号の周波数を指定します。 (識別子: PLL_EXTRA_CLK_ACTUAL_FREQ_MHZ_GUI_6)
Phase shift コアクロック信号の位相シフトを指定します。 (識別子: PLL_EXTRA_CLK_ACTUAL_PHASE_PS_GUI_6)
表 212.  グループ: General / Clocks / Additional Core Clocks / pll_extra_clk_2
表示名 説明
Frequency コアクロック信号の周波数を指定します。 (識別子: PLL_EXTRA_CLK_ACTUAL_FREQ_MHZ_GUI_7)
Phase shift コアクロック信号の位相シフトを指定します。 (識別子: PLL_EXTRA_CLK_ACTUAL_PHASE_PS_GUI_7)
表 213.  グループ: General / Clocks / Additional Core Clocks / pll_extra_clk_3
表示名 説明
Frequency コアクロック信号の周波数を指定します。 (識別子: PLL_EXTRA_CLK_ACTUAL_FREQ_MHZ_GUI_8)
Phase shift コアクロック信号の位相シフトを指定します。 (識別子: PLL_EXTRA_CLK_ACTUAL_PHASE_PS_GUI_8)