外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
Public
ドキュメント目次

6.3.2.2. PLL

PLLを外部メモリー・インターフェイスに使用する際は、次のガイドラインを考慮する必要があります。
  • クロックソースには、外部メモリー・インターフェイスで使用するPLLに専用のクロック入力ピンを使用します。入力および出力ピンは、専用のPLLクロック入力ピンを使用する場合にのみ完全に補償されます。PLLのクロックソースがPLL専用の専用クロック入力ピンではない場合、クロックソースをPLLブロックに接続するためのクロック・ネットワークを追加する必要があります。クロック・ネットワークを追加し使用すると、クロックのジッターが増加し、タイミングマージンが低下する場合があります。
  • デバイスのメモリー・インターフェイス・ピンと同じ側にあるPLLおよびPLL入力クロックピンを選択します。
  • コントローラーがデバイスの同じ側面または隣接する側面にあり、同じメモリークロック周波数で動作する場合、複数のメモリー・インターフェイスのDLLおよびPLL静的クロックを共有します。
  • デザインが専用PLLをDLL入力リファレンス・クロックの生成のみに使用する場合、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでPLLモードをNo Compensationに設定し、ジッターを最小限に抑える必要があります。そうでなければ、ソフトウェアがこの設定を自動的に強制します。PLLはそのほかの出力を生成しないため、クロックパスを補正する必要はありません。