外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

13.6.2.2. 断続的な問題の評価

断続的な問題は通常、デバッグするのが最も難しいタイプの問題です。これらはランダムに発生し、再現が困難です。

ランタイムに発生するエラーはデータに関連する問題を示しており、次の作業を行うことで特定できます。

  • Signal Tap IIロジック・アナライザーを追加し、ポストトリガーpnfでトリガーする
  • データまたはトランザクションのストレスパターンを使用し、問題の確率を高める
  • システムを加熱または冷却する
  • システムをわずかに速い周波数で実行する

Signal Tap IIロジック・アナライザーの追加、またはプロジェクトの変更によって問題がなくなる場合、その問題は配置またはタイミングに関連している可能性があります。

起動時に発生するエラーは、その問題がキャリブレーションに関連していることを示しており、次の作業を行うことで特定できます。

  • エラーが観察されるまでループで継続的にキャリブレーションおよびリセットを行うようにデザインを変更する
  • 可能であれば、キャリブレーション・マージンをデバッグ・ツールキットまたはシステム・コンソールから評価する
  • キャリブレーションのエラー段階またはエラーコードをキャプチャーし、その情報をそのキャリブレーション段階で具体的に発生する内容とともに使用し、問題のデバッグを支援する