外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

12.4.12. 帯域幅

帯域幅は、メモリーデバイスとの間のデータ転送を制御するメモリー・コントローラーの効率に依存します。

帯域幅は次のように表現できます。

帯域幅 = データ幅 (ビット) × データ転送レート (1/s) × 効率

データ転送レート (1/s) = 2 × 動作周波数 (QDR SRAMインターフェイスの場合は4 ×)

次の例は、200 MHzの周波数で動作する16ビット・インターフェイスの効率が70%の場合の帯域幅の計算を示しています。

帯域幅 = 16ビット × 2クロックエッジ × 1200 MHz × 70% = 26.88 Gbps

DRAMの効率は通常約70%ですが、メモリー・コントローラーを使用すると、効率は10から92%の範囲で変動します。

QDR II+またはQDR II SRAMの場合、IPは2つの個別の単方向書き込みデータバスおよび読み出しデータバスを実装しているため、データ転送レートはクロックレートの4倍です。400 MHzのインターフェイスのデータ転送レートは1600 Mbpsです。効率は、データバスがデータを転送している時間の割合です。これはメモリーの種類によって異なります。例えば、個別の書き込みポートと読み出しポートを備えるQDR II+またはQDR II SRAMインターフェイスでは、等しい数の読み出しおよび書き込み動作がこれらのメモリー・インターフェイスにある場合、効率は100%です。