外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

10.2.1. RLDRAM 3におけるボード・スキュー・パラメーターの計算式

表 337.  ボード・スキュー・パラメーターの計算式
パラメーター 説明および計算式
Maximum CK delay to device FPGAから任意のデバイスへの最長のCKトレースの遅延です。
上記式において、nはメモリークロックの数です。例えば、2組のメモリークロックの最大のCK遅延は次の計算式で表されます。
Maximum DK delay to device FPGAから任意のデバイスへの最長のDKトレースの遅延です。
上記式において、nはDKの数です。例えば、2つのDKの最大DK遅延は次の計算式で表されます。
Average delay difference between DK and CK

DK信号とCK信号間の平均遅延差です。DK遅延からCK遅延を引いた最長および最小の値を平均して計算されます。正の値はDK信号がCK信号よりも長いことを表し、負の値はDK信号がCK信号よりも短いことを表します。Quartus Prime開発ソフトウェアはこのスキューを使用してDK信号の遅延を最適化し、適切なセットアップおよびホールドマージンを確保します。

上記式において、nはメモリークロックの数であり、mはDKの数です。
Maximum system skew within address/command bus
アドレスおよびコマンド信号における最大スキューです。ボードとパッケージのスキューを合わせて入力します。
Average delay difference between address/command and CK アドレスおよびコマンド信号とCK信号の間の平均遅延差です。最長および最小のアドレス/コマンド信号遅延を平均した値からCK遅延を引いて計算されます。正の値はアドレスおよびコマンド信号がCK信号よりも長いことを表し、負の値はアドレスおよびコマンド信号がCK信号よりも短いことを表します。Quartus Prime開発ソフトウェアはこのスキューを使用してアドレスおよびコマンド信号の遅延を最適化し、適切なセットアップおよびホールドマージンを確保します。
Maximum board skew within QK group

QKグループ内のすべてのDQおよびDMピンにおける最大スキューです。ボードスキューのみを入力します。パッケージスキューはメモリー・インターフェイスのコンフィグレーションに基づいて自動的に計算され、この値に追加されます。この値は読み出しキャプチャーおよび書き込みマージンに影響します。

上記式においてnはDQの数です。
Maximum skew between DK groups 異なるDKグループのDK信号における最大スキューです。
上記式において、nはDQの数です。