外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

3.8.1. インテル® Stratix® 10のピンポンPHY機能の説明

従来、DDR3またはDDR4のハーフレートもしくはクォーターレート・インターフェイスのアドレスおよびコマンドバスは、2T時間を使用します。これは以下に表されているように、コマンドが2つのフルレートのクロックサイクルで発行されることを意味します。
図 18. 2Tのコマンドタイミング


ピンポンPHYにおいて、2つの独立したコントローラーからのアドレスおよびコマンド信号は、コントローラー出力の1つを1フルレート・クロックサイクル遅延させることにより共有バスに多重化されます。そのため1Tのタイミングとなり、新しいコマンドはフルレートのクロックサイクルごとに発行されます。次の図は、ピンポンPHYのアドレスとコマンドのタイミングを表しています。

コマンド信号のCS、ODTおよびCKEには2つの信号があります (Ping用およびPong用)。ほかのアドレスおよびコマンド信号は共有されます。

図 19. ピンポンPHYが使用する1Tのコマンドタイミング