外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

3.8.4. インテル® Stratix® 10ピンポンPHYのキャリブレーション

ピンポンPHYインターフェイスは、ダブル幅の通常のインターフェイスとしてキャリブレーションされます。

ピンポンPHYインターフェイスのキャリブレーションは、2つのシーケンサーを取り入れています。1つは一次ハード・メモリー・コントローラーのI/Oバンクにあり、もう1つは二次ハード・メモリー・コントローラーのI/Oバンクにあります。2つのシーケンサーが同じメモリー・クロック・サイクルで命令を発行することを保証するために、Nios IIプロセッサーは、一次ハード・メモリー・コントローラーのシーケンサーが二次インターフェイスからのトークンを受信するようにコンフィグレーションします。この際、Avalonバスからのコマンドは無視されます。追加遅延が二次インターフェイスにプログラムされ、二次ハード・メモリー・コントローラー・タイルのシーケンサーから一次ハード・メモリー・コントローラー・タイルのシーケンサーにトークンを渡すことができるようにします。Nios IIプロセッサーはキャリブレーション中に、一次ハード・メモリー・コントローラーのI/Oバンクのシーケンサーからコマンドが常に発行されると想定しています。キャリブレーション後にNios IIプロセッサーは、一次および二次ハード・メモリー・コントローラーで使用する遅延を調整します。