外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
Public
ドキュメント目次

3.4.1. ハード・メモリー・コントローラー

インテル® Stratix® 10ハード・メモリー・コントローラーは、高速、高性能、高い柔軟性および面積効率を達成するために設計されています。 インテル® Stratix® 10ハード・メモリー・コントローラーは、DDR3およびDDR4のメモリー規格をサポートします。

ハード・メモリー・コントローラーは効率的なパイプライン化技術と、コマンドおよびデータの動的な並べ替えの高度なアルゴリズムを実装しており、帯域幅の使用率の改善およびレイテンシーの低減を行うことで高性能なソリューションを提供します。

コントローラーのアーキテクチャーはモジュラーであり、単一のI/Oバンクに収まります。この構造により、次の内容が可能になります。

  • 下記のいずれかでの各I/Oバンクのコンフィグレーション
    • メモリー・インターフェイスのすべてのアドレスおよびコマンドピンを駆動する制御パス
    • DDRタイプのインターフェイスの最大32のデータピンを駆動するデータパス
  • メモリー・コントローラーの任意の位置への配置
  • 複数のバンクをまとめてパッキングし、72 ビットまでの異なる幅のメモリー・インターフェイスの形成
  • 必要に応じてハード・メモリー・コントローラーをバイパスし、カスタムIPを使用
図 14. ハード・メモリー・コントローラーのアーキテクチャー

ハード・メモリー・コントローラーは次のロジックブロックで構成されています。

  • コアおよびPHYインターフェイス
  • メイン制御パス
  • データ・バッファー・コントローラー
  • 読み出しおよび書き込みデータバッファー

コア・インターフェイスはAvalon®メモリーマップド (Avalon-MM) インターフェイスをサポートします。インターフェイスは、アルテラPHYインターフェイス (AFI) を使用しPHYと通信します。制御パス全体は、メイン制御パスとデータ・バッファー・コントローラーに分かれています。