外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

7.1.7. インテルStratix 10 EMIF IPにおけるDDR4のパラメーター: Controller

表 230.  グループ: Controller / Low Power Mode
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Enable Auto Power-Down このパラメーターを有効にすると、アイドル状態でコントローラーのクロックサイクルが特定の数に達した場合に、コントローラーは自動的にメモリーデバイスをパワーダウン・モードにします。アイドル待機時間はコンフィグレーション可能です。自動パワーダウンに入るには、すべてのランクがアイドル状態でなければなりません。 (識別子: CTRL_DDR4_AUTO_POWER_DOWN_EN)
Auto Power-Down Cycles メモリーデバイスがパワーダウン・モードに入るまでのアイドル状態のコントローラー・サイクル数を指定します。アイドル待機時間はコンフィグレーション可能です。サポートされるサイクル数の範囲は1から65534です。 (識別子: CTRL_DDR4_AUTO_POWER_DOWN_CYCS)
表 231.  グループ: Controller / Efficiency
表示名 説明
Enable User Refresh Control 有効にすると、ユーザーロジックは完全な制御をもつようになり、MMRインターフェイスを介してメモリーデバイスに適切にリフレッシュ・コマンドを発行する責任を負います。この機能により、ワーストケースの読み出しレイテンシーに対する制御が強化され、アイドル期間中にリフレッシュ・バーストを発行できるようになります。 (識別子: CTRL_DDR4_USER_REFRESH_EN)
Enable Auto-Precharge Control このパラメーターを選択し、コントローラーのトップレベルでオートプリチャージ制御を有効にします。読み出しまたは書き込みバーストの要求時にオートプリチャージ制御信号をアサートすると、読み出しまたは書き込みバーストの最後にコントローラーが現在開いているページを閉じる必要があるか (オートプリチャージ) を指定できます。これにより、同じバンクの異なるページへの今後のアクセスが早くなる可能性があります。 (識別子: CTRL_DDR4_AUTO_PRECHARGE_EN)
Address Ordering Avalonアドレスとメモリー・デバイス・アドレス間のマッピングを制御します。このパラメーターの値を変更することで、Avalon-MMアドレスとDRAMアドレス間のマッピングを変更できます。 (CS = チップセレクト、CID = 3DS/TSVデバイスのチップID、BG = バンク・グループ・アドレス、Bank = バンクアドレス、Row = 行アドレス、Col = 列アドレス) (識別子: CTRL_DDR4_ADDR_ORDER_ENUM)
Enable Reordering このパラメーターを有効にし、コントローラーがコマンドとデータの並べ替えを実行できるようにします。並べ替えにより、バスのターンアラウンド時間および行とバンクの切り替え時間が短縮されるため、効率を向上させることが可能です。データの並べ替えによって、シングルポートのメモリー・コントローラーは読み出しおよび書き込みコマンドの順序を変更できるため、最高の効率が実現されます。コマンドの並べ替えにおいては、コントローラーは受信パターンに基づいてバンク管理コマンドを早期に発行できるため、コマンドがメモリー・インターフェイスに到達した際には、メモリー内の目的の行がすでに開いています。詳細は、EMIF HandbookのData Reorderingの内容を参照ください。 (識別子: CTRL_DDR4_REORDER_EN)
Starvation limit for each command 待機中のコマンドを処理する前に処理できるコマンドの数を指定します。コントローラーはカウンターを使用し、事前に定義された間隔後にすべての要求が処理されることを保証します。これにより、効率化に向けてデータの並べ替えを行う際に優先度の低い要求が無視されないようにします。このパラメーターの有効な範囲は1から63です。詳細は、EMIF HandbookのStarvation Controlの内容を確認ください。 (識別子 CTRL_DDR4_STARVE_LIMIT)
Enable Command Priority Control このパラメーターを選択し、ユーザーが要求するコマンドの優先制御をコントローラーのトップレベルで有効にします。このパラメーターは、読み出しまたは書き込み要求の優先度を高くして処理するようにコントローラーに指示します。コントローラーは、優先度の高い要求をより早く満たしレイテンシーを短縮しようと試みます。このインターフェイスは、外部メモリー・インターフェイスIPが読み出しまたは書き込み要求を優先度の高いコマンドとして処理するタイミングを決定するロジックブロックのコンジットに接続します。 (識別子: CTRL_DDR4_USER_PRIORITY_EN)
表 232.  グループ: Controller / Configuration, Status and Error Handling
表示名 説明
Enable Memory-Mapped Configuration and Status Register (MMR) Interface このパラメーターを有効にし、メモリー・タイミング・パラメーター、メモリー・アドレス・サイズ、モードレジスター設定、コントローラー・ステータスの変更または読み取り、およびサイドバンド動作を要求します。 (識別子: CTRL_DDR4_MMR_EN)
Enable Error Detection and Correction Logic with ECC シングルビットのエラー訂正とダブルビットのエラー検出の誤り訂正コード (ECC) を有効にします。ECCを使用するには、お使いのメモリー・インターフェイスの幅が16、24、40または72ビットである必要があります。ECCはソフトロジックとして実装されます。 (識別子: CTRL_DDR4_ECC_EN)
Enable Auto Error Correction to External Memory シングルビット・エラーが検出された場合に、コントローラーが外部メモリーへの書き戻しを自動的にスケジュールし実行することを指定します。このオプションが有効か無効かにかかわらず、ECCの機能は常に、読み出しデータをユーザーロジックに返す前にシングルビット・エラーを訂正します。 (識別子: CTRL_DDR4_ECC_AUTO_CORRECTION_EN)
Enable ctrl_ecc_readdataerror signal to indicate uncorrectable data errors このオプションを選択し、ctrl_ecc_readdataerror信号をコントローラーのトップレベルで有効にします。この信号のタイミングは、コントローラーのAvalonメモリーマップド・インターフェイスの読み出しデータ有効信号と同じであり、Highにアサートされている場合は、同じサイクルでコントローラーから返された読み出しデータにECCロジックで訂正できないエラーが含まれていることを示します。 (識別子: CTRL_DDR4_ECC_READDATAERROR_EN)
表 233.  グループ: Controller / Data Bus Turnaround Time
表示名 説明
Additional read-to-write turnaround time (same rank) 同じ論理ランク内で読み出しから書き込みにデータバスを切り替える際に追加されるアイドル・コントローラー (DRAMではありません) サイクル数を指定します。これは、お使いのボードトポロジーに固有のバス競合問題の解決に役立ちます。値はデフォルトに追加され、自動的に計算されます。問題が発生していることが疑われる場合を除き、デフォルトの設定を使用します。 (識別子: CTRL_DDR4_RD_TO_WR_SAME_CHIP_DELTA_CYCS)
Additional write-to-read turnaround time (same rank) 同じ論理ランク内で書き込みから読み出しにデータバスを切り替える際に追加されるアイドル・コントローラー (DRAMではありません) サイクル数を指定します。これは、お使いのボードトポロジーに固有のバス競合問題の解決に役立ちます。値はデフォルトに追加され、自動的に計算されます。問題が発生していることが疑われる場合を除き、デフォルトの設定を使用します。 (識別子: CTRL_DDR4_WR_TO_RD_SAME_CHIP_DELTA_CYCS)
Additional read-to-read turnaround time (different ranks) 1つの論理ランクの読み出しから別の論理ランクの読み出しにデータバスを切り替える際に追加されるアイドル・コントローラー (DRAMではありません) サイクル数を指定します。これは、お使いのボードトポロジーに固有のバス競合問題の解決に役立ちます。値はデフォルトに追加され、自動的に計算されます。問題が発生していることが疑われる場合を除き、デフォルトの設定を使用します。 (識別子: CTRL_DDR4_RD_TO_RD_DIFF_CHIP_DELTA_CYCS)
Additional read-to-write turnaround time (different ranks) 1つの論理ランクの読み出しから別の論理ランクの書き込みにデータバスを切り替える際に追加されるアイドル・コントローラー (DRAMではありません) サイクル数を指定します。これは、お使いのボードトポロジーに固有のバス競合問題の解決に役立ちます。値はデフォルトに追加され、自動的に計算されます。問題が発生していることが疑われる場合を除き、デフォルトの設定を使用します。 (識別子: CTRL_DDR4_RD_TO_WR_DIFF_CHIP_DELTA_CYCS)
Additional write-to-write turnaround time (different ranks) 1つの論理ランクの書き込みから別の論理ランクの書き込みにデータバスを切り替える際に追加されるアイドル・コントローラー (DRAMではありません) サイクル数を指定します。これは、お使いのボードトポロジーに固有のバス競合問題の解決に役立ちます。値はデフォルトに追加され、自動的に計算されます。問題が発生していることが疑われる場合を除き、デフォルトの設定を使用します。 (識別子: CTRL_DDR4_WR_TO_WR_DIFF_CHIP_DELTA_CYCS)
Additional write-to-read turnaround time (different ranks) 1つの論理ランクの書き込みから別の論理ランクの読み出しにデータバスを切り替える際に追加されるアイドル・コントローラー (DRAMではありません) サイクル数を指定します。これは、お使いのボードトポロジーに固有のバス競合問題の解決に役立ちます。値はデフォルトに追加され、自動的に計算されます。問題が発生していることが疑われる場合を除き、デフォルトの設定を使用します。 (識別子: CTRL_DDR4_WR_TO_RD_DIFF_CHIP_DELTA_CYCS)