外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

3.8.3. インテル® Stratix® 10ピンポンPHYの制限

ピンポンPHYは、メモリー・インターフェイスごとに最大2つのランクをサポートします。 また、最大データ幅はx72であり、これは単一インターフェイスの最大幅であるx144の半分です。

ピンポンPHYは、アドレスおよびコマンドI/Oバンクのレーンすべてをアドレスおよびコマンドとして使用します。ピンの割り当てに関する情報は、お使いのデバイスのピンアウトファイルを、インテル® FPGA デバイス用 ピンアウトファイル (www.altera.com) で確認ください。

別の制限として、ピンポンPHYインターフェイスの複数のペアをインスタンス化する際に、I/Oレーンが未使用のままになる場合があります。次の図は、2組のx8のピンポン・コントローラー (合計4つのインターフェイス) を表しています。黄色でハイライトされているレーンは、メモリー・インターフェイスによって駆動されません (未使用レーンとピンは、汎用I/Oとして使用できます)。一部のI/Oレーンが未使用のままであっても、ピンポンPHYのアプローチは独立したインターフェイスと比較してリソース使用率の点で依然として有益です。24ビットおよび40ビットのメモリー幅でも同様の状況が発生しますが、16ビット、32ビット、および64ビットのメモリー幅の場合はこの制限を受けません。

図 22. 2組のx8ピンポンPHYコントローラー