外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

6.1.6. インテルStratix 10 EMIF IPにおけるDDR3のパラメーター: Board

表 187.  グループ: Board / Intersymbol Interference/Crosstalk
表示名 説明
Use default ISI/crosstalk values このオプションを有効にすると、デフォルトの符号間干渉とクロストークの値をお使いのトポロジーで使用できます。デフォルトの値はお使いのボードに最適化されていないことに注意してください。最適なシグナル・インテグリティーの実現には、このパラメーターを有効にしないことが推奨されます。代わりに、IBISモデルとHyperlynx*を使用してI/Oシミュレーションを行い、デフォルトの値を使用するのではなく、シミュレーション結果に基づき手動で値を入力します。 (識別子: BOARD_DDR3_USE_DEFAULT_ISI_VALUES)
Address and command ISI/crosstalk ISIおよびクロストークの影響によるアドレスおよびコマンドウィンドウの縮小です。入力する数値は、セットアップ側とホールド側の両方におけるマージンの損失の合計 (セットアップ側で測定された損失 + ホールド側で測定された損失) です。EMIFシミュレーション・ガイダンスのWikiページのそのほかの情報も参照ください。 (識別子: BOARD_DDR3_USER_AC_ISI_NS)
Read DQS/DQS# ISI/crosstalk 読み出し時にメモリーデバイスによって駆動される際の、DQS/DQS#信号に対するISIおよびクロストークの影響による読み出しデータウィンドウの縮小です。入力する数値は、セットアップ側とホールド側のマージンの損失の合計 (セットアップ側で測定された損失 + ホールド側で測定された損失) です。EMIFシミュレーション・ガイダンスのWikiページのそのほかの情報も参照ください。 (識別子: BOARD_DDR3_USER_RCLK_ISI_NS)
Read DQ ISI/crosstalk 読み出し時にメモリーデバイスによって駆動される際の、DQ信号に対するISIおよびクロストークの影響による読み出しデータウィンドウの縮小です。入力する数値は、セットアップ側とホールド側のマージンの損失の合計 (セットアップ側で測定された損失 + ホールド側で測定された損失) です。EMIFシミュレーション・ガイダンスのWikiページのそのほかの情報も参照ください。 (識別子: BOARD_DDR3_USER_RDATA_ISI_NS)
Write DQS/DQS# ISI/crosstalk 書き込み時にFPGAによって駆動される際の、DQS/DQS#信号に対するISIおよびクロストークの影響による書き込みデータウィンドウの縮小です。入力する数値は、セットアップ側とホールド側のマージンの損失の合計 (セットアップ側で測定された損失 + ホールド側で測定された損失) です。EMIFシミュレーション・ガイダンスのWikiページのそのほかの情報も参照ください。 (識別子: BOARD_DDR3_USER_WCLK_ISI_NS)
Write DQ ISI/crosstalk 書き込み時にFPGAによって駆動される際の、DQ信号に対するISIおよびクロストークの影響による書き込みデータウィンドウの縮小です。入力する数値は、セットアップ側とホールド側のマージンの損失の合計 (セットアップ側で測定された損失 + ホールド側で測定された損失) です。EMIFシミュレーション・ガイダンスのWikiページのそのほかの情報も参照ください。 (識別子: BOARD_DDR3_USER_WDATA_ISI_NS)
表 188.  グループ: Board / Board and Package Skews
表示名 説明
Package deskewed with board layout (DQS group) ボードレイアウトのDQ、DQS、およびDMバスでパッケージスキューを補正する場合はこのパラメーターを有効にします。次のボード・スキュー・パラメーターの計算にパッケージスキューを含めます。 (識別子: BOARD_DDR3_IS_SKEW_WITHIN_DQS_DESKEWED)
Maximum board skew within DQS group DQSグループ内のすべてのDQおよびDMピンにおける最大スキューです。この値は読み出しキャプチャーおよび書き込みマージンに影響します。 (識別子: BOARD_DDR3_BRD_SKEW_WITHIN_DQS_NS)
Maximum system skew within DQS group DQSグループ内のすべてのDQおよびDMピンにおける最大スキューです。ボードとパッケージのスキューを合わせて入力します。この値は読み出しキャプチャーおよび書き込みマージンに影響します。 (識別子: BOARD_DDR3_PKG_BRD_SKEW_WITHIN_DQS_NS)
Package deskewed with board layout (address/command bus) ボードレイアウトのアドレス、コマンド、制御、およびメモリークロックのバスでパッケージスキューを補正する場合はこのパラメーターを有効にします。次のボード・スキュー・パラメーターの計算にパッケージスキューを含めます。 (識別子: BOARD_DDR3_IS_SKEW_WITHIN_AC_DESKEWED)
Maximum board skew within address/command bus アドレスおよびコマンド信号における最大スキューです。ボードスキューのみを入力します。パッケージスキューはメモリー・インターフェイスのコンフィグレーションに基づき自動的に計算され、この値に追加されます。 (識別子: BOARD_DDR3_BRD_SKEW_WITHIN_AC_NS)
Maximum system skew within address/command bus Maximum system skew within address/command busは、アドレスおよびコマンド信号における最大スキューを示します。 (識別子: BOARD_DDR3_PKG_BRD_SKEW_WITHIN_AC_NS)
Average delay difference between DQS and CK DQS信号とCK信号間の平均遅延差です。DQSトレース遅延からCKトレース遅延を引いた最長および最小の値を平均して計算されます。正の値はDQS信号がCK信号よりも長いことを表し、負の値はDQS信号がCK信号よりも短いことを表します。 (識別子: BOARD_DDR3_DQS_TO_CK_SKEW_NS)
Maximum delay difference between DIMMs/devices ランク間でのDQ信号の最大伝播遅延です (複数のランクがある場合にのみ適用されます)。

例えば、1つのDIMMを使用して2つのランクをコンフィグレーションする場合、同じDQピンへのランク間の距離は短くなり、2つのDIMMを使用して2つのランクを実装する場合、その距離は長くなります。

(識別子: BOARD_DDR3_SKEW_BETWEEN_DIMMS_NS)
Maximum skew between DQS groups DQS信号における最大スキューです。 (識別子: BOARD_DDR3_SKEW_BETWEEN_DQS_NS)
Average delay difference between address/command and CK アドレス/コマンド信号とCK信号の間の平均遅延差です。最長および最小のアドレス/コマンド信号のトレース遅延を平均した値から最大のCKトレース遅延を引いて計算されます。正の値はアドレスおよびコマンド信号がCK信号よりも長いことを表し、負の値はアドレスおよびコマンド信号がCK信号よりも短いことを表します。 (識別子: BOARD_DDR3_AC_TO_CK_SKEW_NS)
Maximum CK delay to DIMM/device FPGAから任意のDIMMまたはデバイスへの最長のCKトレースの遅延です。 (識別子: BOARD_DDR3_MAX_CK_DELAY_NS)
Maximum DQS delay to DIMM/device FPGAから任意のDIMMまたはデバイスへの最長のDQSトレースの遅延です。 (識別子: BOARD_DDR3_MAX_DQS_DELAY_NS)