外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

6.3.3.6. ピンポンPHYの実装

ピンポンPHYの機能は、2つのハード・メモリー・コントローラー (1つは一次インターフェイスのもの、もう1つは二次インターフェイスのもの) をインスタンス化します。 一次インターフェイスのハード・メモリー・コントローラーのI/Oバンクはアドレスとコマンドに使用され、かならず二次インターフェイスのハード・メモリー・コントローラーのI/Oバンクの上に隣接します。一次ハード・メモリー・コントローラーのI/Oバンクの4つのレーンはすべて、アドレスとコマンドに使用されます。

ピンポンPHYを使用する場合、EMIF IPは2つの独立した Avalon® -MMインターフェイスをユーザーロジックに公開します。これらのインターフェイスは、インターフェイス内の2つのハード・メモリー・コントローラーに対応しています。各 Avalon® -MMインターフェイスは、独自のクロック信号およびリセット信号のセットを備えます。ピンポンPHYインターフェイスによって公開されるそのほかの信号については、 プラットフォーム・デザイナー Interfacesを参照ください。

インテル® Stratix® 10デバイスのピンの割り当て情報については、External Memory Interface Pin Information for Intel Stratix 10 Devices (www.altera.com) を参照ください。

DDR3 およびDDR4のピンポンPHYインターフェイスにおけるそのほかの要件

ピンポンPHYを インテル® Stratix® 10デバイスのDDR3 またはDDR4外部メモリー・インターフェイスで使用する場合、次のガイドラインに従います。

  • アドレスおよびコマンドI/OバンクにDQSグループを含めることはできません。
  • アドレスおよびコマンドI/Oバンクの上にあるI/Oバンクには、一次インターフェイス (つまり、より低いDQSグループ・インデックスをもつインターフェイス) のデータピンのみを含める必要があります。
  • アドレスおよびコマンドI/Oバンク直下のI/Oバンクには、二次インターフェイス (つまり、より大きいDQSグループ・インデックスをもつインターフェイス) のDQSグループが少なくとも1つ含まれている必要があります。このI/Oバンクには一次インターフェイスのDQSグループを含めることができますが、必須要件ではありません。
  • アドレスおよびコマンドI/Oバンクの下2つ以降にあるI/Oバンクには、二次インターフェイスのデータピンのみを含める必要があります。