外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

9.2.1. QDR-IVにおけるボード・スキュー・パラメーターの計算式

表 307.  ボード・スキュー・パラメーターの計算式
パラメーター 説明および計算式
Maximum system skew within address/command bus アドレスおよびコマンド信号における最大スキューです。ボードとパッケージのスキューを合わせて入力します。
Average delay difference between address/command and CK

アドレスおよびコマンド信号とCK信号の間の平均遅延差です。最長および最小のアドレス/コマンド信号の遅延を平均した値からCKの遅延を引いて計算されます。正の値はアドレスおよびコマンド信号がCK信号よりも長いことを表し、負の値はアドレスおよびコマンド信号がCK信号よりも短いことを表します。Quartus Prime開発ソフトウェアはこのスキューを使用してアドレスおよびコマンド信号の遅延を最適化し、適切なセットアップおよびホールドマージンを確保します。

上記式において、nはメモリークロックの数です。
Maximum System skew within QK group

QKグループ内のすべてのDQピンおよびDMピンにおける最大スキューです。ボードとパッケージのスキューを合わせて入力します。この値は読み出しキャプチャーおよび書き込みマージンに影響します。

上記式において、nにはDQaおよびDQbの両方が含まれます。
Maximum CK delay to device

FPGAから任意のデバイスへの最長のCKトレースの遅延です。

上記式において、nはメモリークロックの数です。
Maximum DK delay to device

FPGAから任意のデバイスへの最長のDKトレースの遅延です。

上記式において、nはDKの数です。
Average delay difference between DK and CK

DK信号とCK信号間の平均遅延差です。DK遅延からCK遅延を引いた最長および最小の値を平均して計算されます。正の値はDK信号がCK信号よりも長いことを表し、負の値はDK信号がCK信号よりも短いことを表します。Quartus Prime開発ソフトウェアはこのスキューを使用してDK信号の遅延を最適化し、適切なセットアップおよびホールドマージンを確保します。

上記式において、nはメモリークロックの数、mはDKの数です。
Maximum skew between DK groups

異なるDKグループのDK信号における最大スキューです。.

上記式において、nはDKの数です。 nには、DQaとDQbの両方が含まれます。